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【ゲーム】あなたは『ライクドリーマー』で承認欲求の虜になる
◆弾幕STGが女子のたしなみとなった世界線
『ライクドリーマー』の世界では「Bulletolk(バレットーク)」と呼ばれるSNSで、STGの腕前を見せるのが女子の流行となっている。いいなその世界線!
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フォロワー数いいね数ともにトップのユーザーは「クイーン」と呼ばれ人気を集めている。そんなクイーンの人気に嫉妬して悪口を書いていたら、逆に炎上してお尋ね者となった3人の少女が今作の自機となる。
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◆承認欲求があなたを強くする(そして炎上)
システムの説明に移ろう。本作はSNSがテーマとなっており、得点アイテムがいいね(ハート)だったりと世界観もバッチリ整っている。最大の特長は「メンタルレベル」と「バズフィーバー」だ。
メンタルレベルはいわゆるボムで、敵に攻撃を与えていくとゲージが溜まり最大3つまでストックできる。バリアも兼ねているので、ストックに一つあるだけでうっかり被弾も防いでくれる便利なシステムだ。
バズフィーバーはショットの一定時間超強化するシステムで、こちらも専用のゲージを最大まで溜めることで使用可能。設定でAuto(溜まった瞬間発動)とManual(任意タイミングで発動)が選べる。使用の直後と終了タイミングで敵弾を消す効果もあるこれまた便利なシステム。
この2つのシステムはいずれも得点アイテムである「いいね」と「フォロワー数」を稼ぐことで溜まりやすくなる。この2つを多く稼ぐためには「敵に近づくほど多くもらえる」。
目立っていいね数とフォロワー数を稼がなくてはならないが、同時に炎上(残機が減る)危険性も伴う。承認欲求の肥大化と炎上の狭間で、プレイヤーは行動しなくてはならない。現実の事象をシステムにうまく落とし込んで世界観の補強もしている、非常に美しいゲームです。
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もちろん、無理に数字を稼がなくてもクリアは可能だけど、一度このバズの快感を覚えたら、「次はもっと前に出れる…まだギリ前に…」とチキンレースを始めてしまうのだ。
◆丁寧で遊びやすい様々なモードと心遣い
そうはいってもSTGって難しいんでしょ?と手をこまねいている人も多いでしょうが、ご安心を。ライクドリーマーはビックリするほど初心者に優しい。
・ゲームのメインがステージセレクト式
STGが敬遠される要因として、ノーセーブでクリアし続けなければならないところが挙げられる。イイとこまで進んだのにミスって最初からはイヤだし、そもそもノーセーブの緊張感がイヤと言う人も多いだろう。(自分も感覚的には好きではない)(ならなんでSTGやってるの?ってのはそのうち…)
だが『ライクドリーマー』は1面ごとにプレイが区切られているステージ選択式がメインモードとなっている。多くのSTGでは、メインが5~6面をぶっ通しがメインで、1面だけ選んで遊ぶのはあくまで練習モードの位置付けが強い。その中でメインをステージ選択式に据えたのは思い切った判断だと思います。
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・非常に見やすい大きな敵弾、見やすくする設定。優しすぎる配慮に脱帽
STGといえば米粒のような大きさの敵弾が高速で大量に迫ってくる印象。ゲームによっては敵弾が見にくくそれが敬遠される理由にも。ライクドリーマーはそのあたりの、敵弾を見やすくする配慮が随所になされている。
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そのほか、自機弾の色もデフォで薄めなおかげで、敵弾との誤認や混乱も起こりにくいなど、ものすごく見やすい!この視認性の良さのおかげで相当遊びやすいSTGとなっている。
・チュートリアル、説明書も丁寧
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ゲーム初回は懇切丁寧なチュートリアルから始まる、これが非常にわかりやすく、大事なことを手鳥足取り簡潔に教えてくれる。分からなくなったらConfig(設定)からもう一度チュートリアルをプレイ可能だ。各種仕様が書かれたマニュアルも完備。分からないことがあったらこちらを見るのが一番イイ。
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とにかく遊びやすい、これに尽きる。遊びやすさも確保しながらSTGとしてめちゃめちゃ盛り上がる構成になってるの、実はものすごいことなんじゃ…?
これからSTGを始めたい人への入門として最適かもしれない。新作が出るたびに言ってるような気もするが、それくらい新規層に向けて間口を広くしてくれている証拠だろう。ドレイナスといい、今年の同人STGは高クオリティのモノが多い。歴史の分岐点なのかもしれない。
それとクリア時にはキャラの水着姿を拝むことができる。難易度の低いカジュアルでもエンディングをみることができるので気軽に挑戦してみて欲しい。
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