見出し画像

「辞めさせない努力」ではなく、「辞めない人」を事前に採用する

「ヤバイ…また1人辞められてしまった…」

「若い人に辞められるわけにはいかないから、もっと優しくしないと…」

社員が辞めると仕事に穴が開くわけですから大変です。
腫れ物に触るように接したくなる気持ちも分かります。

しかし逆に考えると、その分の重荷は既存社員に行くわけで
不満が募って辞めてしまう「負のループ」に陥ってしまう可能性が高いです。

「なんで自分だけにこんなに厳しいんだ…」

結論「入社してから対策では手遅れ」です。
穴の開いた桶を修復するのではなく、そもそも穴の開かない桶を作っていきましょう。

栁澤航希(Yanagisawa Koki)
■動画編集/SNS運用を通して、企業の「採用」「集客」をサポート
■新卒で人材業界に入社
⇒採用コンサルとして、50社以上の採用課題を解決
⇒70名以上の採用を「無料媒体のみ」で達成
■少子高齢化が進む現代で、売上向上のための採用に限界を感じる
⇒「映像」を使った集客や採用活動の手助けを行う
※制作実績はこちらから
※YouTubeチャンネルはこちらから



①なぜすぐに辞めるのか

対策を練るには原因の究明が必須です。すぐに辞めてしまう理由を整理しえ行きましょう。

前提として、現在は「求職者<求人数」と、求職者に有利になっています。

このような状態を「売り手市場」と呼びます。
https://enterprise.matcher.jp/recruiting-knowledge/saiyou-26

そのため、従業員にとっては「転職しやすい状況」と言えます。

転職のしやすい環境において、どのような理由で転職をするのか?

https://doda.jp/guide/reason/

上記のグラフをさらにまとめると
・待遇/福利厚生への不満
・社内環境への不満
・キャリアアップ

の3つを理由として挙げることができます。

このうち「キャリアアップ」は、防ぐ難易度がやや高くなってしまいますので、別の記事で記載したいと思います。

他2つについては「事前に防ぐための行動」が甘い場合がほとんどです。
逆に言えば、適切な対応を事前にしておくことで
防げる可能性が高まります。

事前に桶の水がこぼれない取組みをしていきましょう

②「待遇/福利厚生への不満」を防ぐ

結論から申し上げると…
「求人票に詳しく書く」
これだけです。

求人票のブラッシュアップをしていきましょう

待遇や福利厚生への不満を事前に防ぐには、
「自社の良い部分も悪い部分も余さず書いてください」

そもそも求職者には、それぞれ「性格」「転職の軸」があります。

例えば、営業1つをとっても
・飛び込み営業でもなんでもする。とにかく稼ぎたい。
・飛び込み営業は不安だけど、電話営業はできる。ノルマを達成していれば決まった額を貰える職場で働きたい。
・ルート営業が得意。逆に新規は苦手。

これだけの差があります。

皆さんの思う営業と、イメージされる営業は異なる

「営業は実力主義」という考えのもと入社したが、
実際には「ルート営業のみ」では何をモチベにすればいいか分からなくなります。

ここでは
・飛び込み営業がある
・基本給+インセンティブ(契約数に応じて)

この2点を書くべきでした。

「そんなこと書いたら人が集まらなくなる」
とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。

ですが、よく考えてみると
①退職してしまった人の採用費+人件費+新たに採用する人の採用費
②新たに採用する人の採用費(採用後継続したので、求人はクローズ)
どう考えても②の方が効率も費用感もお得です。

このように
「書かない方がいいかな…」と思ったことでも
余さず記載しましょう。
求職者に情報を多く与え、判断材料を増やします。


③「社内環境への不満」を防ぐ

もう1つ、社内環境が「思ってたのと違う」ことも事前に防ぎましょう。
採用をする場合、
・上司になる人
・一緒に働く人
・企業の代表

この3名は最低でも知ったうえで入社をするべきです。

特に上司は長い付き合いになります。

最も効率が良いのは「インタビューの記入と撮影」です。

インタビューを掲載することで
・その人の顔が分かる
・その人の雰囲気が分かる
・働く姿を想像できる

これだけでも多くの情報を獲得できます。

映像で見る方が文字で見るだけよりも理解が深まります。

もし顔出しNGの場合は、
「YouTubeの限定公開」を使用します。

URLを知っている方にだけ視聴が可能になるので
・面接で見ていただいてもいいし
・求人票に貼っても構いません

限定公開や撮影については専門的な部分もありますので、
お問い合わせいただければお答えいたします。

視覚情報の優位性を表す「メラビアンの法則」
https://theories.jp/terms-melavians-law/

視覚情報に訴えることで、
「理解を深めつつ、自分の働いている姿を想像させる」
自分と一緒に働く上司の相性等、事前に判断できる材料を提供することが大事です。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

YouTubeやXでも、「採用」「集客に関する」情報を発信しておりますので
ぜひご覧ください。

YouTube:【企業の採用×動画制作】グレイシャ - YouTube
X:栁澤航希【採用コンサル⇒動画制作】(@glaciericemovie)さん / X (twitter.com)


※動画制作・撮影のご依頼もお待ちしております。
制作実績はこちらから
動画・映像クリエイター栁澤の制作実績

また次のnoteでお会いできますのを、楽しみにしております。


いいなと思ったら応援しよう!