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7. コーヒーに合う世界のおやつ「ガレット・デ・ロワ "galette des rois"」

こんにちは! 12期の花です。

早くもクリスマスが終わり、2021年も残り僅か、、一気に街では年末ムード、、そんな年の瀬ですが「コーヒーに合う世界のおやつシリーズ」も7段に突入です。


今回ご紹介するのは、フランス人が新年に楽しむお菓子『ガレット・デ・ロワ “Galette des rois” )』です。

新年の1月6日の「公現祭 “Epiphanie” (=キリストの誕生を公にしたとされる日)」に食べるものです。ガレットの中にはフェーブ(Feve)という小さな人形や豆がひとつ入っており、それが入ったピースを食べた人は一年が幸せになると言われています。

それでは材料とレシピをご紹介。素人には難しく2日間大健闘しました。。冷凍のパイシートを使うと手軽に作れるみたいです。

材料

〈パイ生地〉

(外生地)
バター:100g
強力粉:30g
(中生地)
バター:30g
薄力粉:100g
塩:3g(☆)
水:40g(☆)
酢:大さじ3(☆)


〈カスタードクリーム(※)〉
卵黄:2個分
牛乳:2カップ
砂糖:70g
薄力粉:30g
バニラエッセンス:数滴

〈アーモンドクリーム〉
バター:30g
アーモンドプードル:50g
粉糖:50g
卵:1個
洋酒:10g
カスタードクリーム(※):50g


レシピ

パイ生地:二つの生地を重ねて作ります。
〈外生地〉
1.外生地の材料をフードプロセッサーに入れて混ぜる。

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2. 全体的に混ざったら、軽く四角にまとめてラップに包んで冷蔵庫で寝かせる。

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〈中生地〉
1.ボウルに入れた薄力粉にバターと(☆)を加える。
2. カードで切るように混ぜる。

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3. 全体が混ざったら、外生地同様四角にまとめて冷蔵庫に寝かせる。

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〈合わせ生地〉

1. 外生地を正方形に伸ばす。
2. 伸ばした外生地の上に中生地を置き、外生地の四つ角を折りたたむ。

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3. とじ目を閉じたら、綿棒で押すように生地を伸ばす。
4. 3mmくらいの厚さになったら、四等分に折る。(両橋を合わせるときは、真ん中に少し隙間を開ける)

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5. 折り畳んだ生地は、乾燥しないようにラップに包み、冷凍庫で30分寝かせる。

✴︎この作業を4回繰り返し、生地に層を作る。


〈形成〉

1. 生地を伸ばし、直径15cmの型底でくり抜く。

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2. 土台となる生地は、直径14cmの円形に印をつけ、フォークで穴を開ける。
3. 土台となる生地の印をつけた縁に卵を塗る。
4. 内側にクリームをのせる。

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5. もう一枚の生地を被せて、縁が繋がるように軽く指で跡をつけるように押す。

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6. 跡の間にできた隙間にナイフで切り込みを入れる。

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7. 溶き卵に少量の水を加えたものを表面に塗って冷蔵庫で30分程度乾燥させる。
8. 乾燥した表面にもう一度溶き卵を塗る。

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9. 卵が乾燥したら、ナイフで模様を描く。

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10. オーブンを200℃に余熱して、180℃で焼成する。

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11. バターで表面が焦げやすいので、様子を見ながら温度調整する。
12. このくらい膨らんできたら、クッキングシートの上に重石をおく。

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17. 全体に焼き色が付いたら、粉糖をふりかけ表面をキャラメリゼする。(オーブンの温度を200℃に上げる)

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18. 粉糖が完全に溶けて、焦げ目が綺麗に付いたら完成。

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〈カスタードクリーム〉
1.ボウルに卵黄、砂糖を入れ、白っぽくなるまで泡立て器で混ぜる。
2. 鍋に牛乳を入れ沸騰直前まで温める。(鍋の淵に小さい泡が見えたら火を止める)
3. ボウルに牛乳を少量数珠入れ、混ぜ合わせる・
4. 混ぜ合わさった液を鍋に移し、中火にかける。
5. 沸々と気泡が出てきます。
6.火加減に気をつけながら、焦げないように混ぜながら温め続ける。
7.なめらかになったら、すぐさまバットに広げ、粗熱をとる(これ以上火入れしないため)

〈アーモンドクリーム〉
アーモンドプードルと粉糖を混ぜ合わせたボウルにバターを入れ、白っぽくなるまで混ぜ合わせる。
溶いた卵を少量づつ加える。
最後にカスタードクリームを入れて混ぜ合わせる。

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今回は岩崎商店コーヒーさんで購入した "Cleopatra" というお豆を頂きました。甘くてコクのあるクリームとパイに相性抜群でした^^



最後の呟き。
クリスマスも終わると、もう年の瀬、、毎年思うのですが、クリスマスの雰囲気から打って変わり、年末と新年のthe・和といった感じに街が大変身するのが面白いなぁと思います。またバレンタイン、ホワイトデー、ひな祭り、七夕、ハロウィーン、、と日本人がイベント好きなのは、古来より移りゆく季節を大切にする心を遺伝子レベルで受け継いでいるのかもと思ったりします^^

今回はそんな日本においても馴染みのないおやつをご紹介しました。

時間のあるお正月に家族と、大切な人と楽しく作ってみてください^^

ここまで読んでいただきありがとうございました。

皆様、良いお年をお迎えください。

それでは!À bientôt〜!

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