![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158137270/rectangle_large_type_2_62f9855ab0b0d5e646be49a0d64e6a8b.jpg?width=1200)
わたしのリーダー論。
あなたには理想のリーダーがいますか?
もうそろそろ私は30になる。
昔思い描いていた“おとな“と思っていた年齢をとっくに超えて
人間として熟していく年代に突入していく気分だ。
初めてアルバイトをした高校生
初めて社会人を経験した会社
国籍の違うメンバーに囲まれて働いた経験
約10年、私というフィルターを通して見たたくさんのリーダーたち。
私自身も店長をした経験があって、リーダーと呼ばれることもあった。
そんな毎日を過ごしてきて自分の中でつくられたリーダー論。
今、独立開業を目指して動き始めた私たち。
自分たちのお店をつくることを意識すると
自分はこれを大事にして働きたいんだ!という思いが
毎日生まれてくる。
今のところ人を雇う予定はないけど、
いろいろな人と関わりあってお店を作っていくことは違いない。
一緒にはたらく人たちが気持ち良いような人でありたい。
リーダーはいつも、求めるのは相手にではなく自分自身。
ちょっと自分のリーダー論について語ってみる。
リーダーはいつもニュートラルであれ
人によってだったり、その日の機嫌でコミュニケーションの取り方が変わってしまうリーダーは、ちょっぴり残念。
機嫌がいいときに調子がいいのは当たり前ですが、大変なのは調子が悪いとき。
「今日は機嫌が悪いから、この話はやめておこう」
「今日はなんだか仕事がやりづらいな…」
一緒に働く人のご機嫌を伺って働くのはとてもしんどい。
ひとはひと、気にせず自分は自分の仕事をしたらいい!って思ったこともあったけど
心を通い合わせて仕事をするのが好きなもんで🙋♀️
お互いの気持ちや考えを話し合いたい。
私は長年接客業をしてきたので、働く相手との波長が合わずに、お客さんにベストなパフォーマンスができなかったときは泣くほど悔しかった。ていうか泣いた。しかも、日によってそれができる日もあったから余計悔しい。それは、一緒に働く相手のせいじゃなくて、相手が誰であれ、自分は自分。をできなかった自分が悔しかった。
やっぱり私が今まで一緒に働いてきて尊敬できるリーダーたちは、いつも一定だった。
誰といても、どんな日も、自分を持ってる。
下がりすぎてもだめだけど、上がりすぎても疲れてしまう。
リーダーは自分の体調やご機嫌は自分で管理することも仕事のひとつ。
バランスのとれた真ん中を目指しましょう。
人の痛みを感じられる人であれ
一緒にはたらく仲間も、自分と同じ人間であることを忘れない。
相手と会話をして、興味を持つ。
日本社会では、プライベートなことを仕事に持ち込んではいけない雰囲気が漂っている。今日はなんだか疲れているな、体調は万全かな、私生活はうまくいっているのか、家族は元気かな。ちゃんと相手を見てコミュニケーションをとっていると、些細な変化を逃さなくなる。その痛みや悩みをリーダーが解決してって話ではないですよ。それは本人が向き合うことだからね。
忙しいコーヒー屋で働いていたとき、まだ一人前のバリスタじゃなくて、8時間勤務でずっとレジをしていた時期があった。お客さんが途切れて一息ついたタイミングで、先輩が氷いっぱいの水を用意して、ポンと隣に置いてくれる。休憩の時間とは別で、「10分間ちょっと休んでおいで」と時間をくれた。もちろん会社のルールではなく、その先輩の判断だった。この優しさに何度も救われて、がんばってこれたものだった。
ニュージーランドで働いた時は、初めて100%母国語じゃない環境で働いていて、周りの気遣いがとても嬉しかった。
「外国で働いてるはるかはすごいよ!Good job!」
「もしtoo much プレッシャーになったら、すぐ言うんだよ」
日本では、もっともっと頑張らなきゃ、と肩の力が常に入っていたのに
そこではもう私は十分になる。この人たちが見ててくれるから大丈夫。
安心して働けて、心配ごとはすぐに話すようになった。
自分には心地よいプレッシャーが、相手には重荷になることもある。
ちょっと想像してみる。
人をちょこっと喜ばせる、安心させることをする。
リーダーなら、人一倍相手のことを考え思いやる。
そんな人に人はついていきたくなるし、思いやりを返したくなるものです。
言葉でも示せ、行動でも示せ
言葉じゃなくて行動で示せってよく言うけどねぇ。
私はどっちもやってやりたいよ。言行一致。
これって、1番大事なことなのかもしれない。
リーダーだけじゃなくて、友達や恋人にも言えることだ。
言葉と行動が一致していない人とはオサラバじゃ👋
ニュージーランドのカフェで働いていたとき、みんなのまとめ役のマネージャーが3ヶ月間ホリデーで母国に帰ることになった。彼女が留守の間、よくシフトが一緒になっていた3人で励まし合って忙しい時期を乗り越えた。ある日カフェのオーナーのリサが、私たち3人を呼び出した。
「あなたたちは本当によくやってくれてる。いつも一生懸命働いてくれてありがとう。これは私とアンディ(もう1人のオーナー)からのちょっとしたプレゼント。マネージャーが帰ってくるまでもう少しよろしくね」
と、$50のオーガニックスーパーの商品券をひとりひとりにくれたのだ!
毎日言葉で“Thank you for great work today.”と伝えてくれるのも嬉しかったけど、お給料に反映されたり、行動で私へのケアを見せてくれてたから、とても安心できた。自分は認められていると思えたし、もっとやってやろうと思った。
そして何より、オーナーのリサは人一倍働き、忙しい時間は自分からホールに出てきてスタッフを手伝う人だった。たまにお店に来てダメ出しをして帰るようなオーナーは嫌われがちだけど、いつもリサはそばで私たちを見てくれてたから、そんなリサに感謝の気持ちでいっぱいになる。
「お客さんを歓迎してね」とスタッフに言うならば
自分がいちばんお客さんを歓迎する。
「お店を綺麗に保とう」とスタッフに言うならば
自分がいちばんお店に愛情をもって綺麗にする。
「お店のためにアイデアを出して」とスタッフに言うならば
そのアイデアが出たらすぐに行動し実現して上げること。
実現できなくても、検討して返事をする。
「あなたに感謝してるよ」と言葉で伝え、行動でもそれを示す。
昇給について話せる面談、意見を求めてくれたり、スタッフパーティなんかもいいね。
そんなリーダーの背中を、みんなは見て育ちます。
こうして書いてみると、”安心“という言葉がよく出てきてる。
私の理想のリーダーは安心させてくれる人なのかも。
これを書きながら、私も自分を見つめ返してみることにする。
あなたのリーダー論やエピソードもあれば教えてね!
こういうこと話すの大好き😼
HARUKA