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いい年して車に酔うわたしがドライブ・マイ・カーと。

こんばんはクラちゃんです。

昔から憧れはありました。いまみたいな生活になって環八を行き交うマイカーな人達。
マスク外して自分だけの空間で移動、めちゃくちゃ憧れます。

自分で運転すれば治ると

車で出かけるのは好きです。

今はアメリカにいる姉が日本にいる時からめちゃ運転のセンスがあって、東京近郊はもちろん大阪やらまで車で連れて行ってくれました。

車、電車、飛行機、車窓が好きです。
窓の外を眺める、わんちゃんの様に動体視力を鍛えるかのように窓の外を眺めて。

しかし、今更ながら私…小さな時から車酔いしてるんです。
乗ると頭が軽く貧血みたいになってます。子どもの頃はあからさまに嫌な顔されました。

大人になったら楽しいと治ったり。

仕事で出張してもあちこちの仕事先で乗せてもらい沢山楽しませてもらいました。
あれプラシーボ効果でしょうか?

#いつも楽しいといい…
#通常はかすかに酔ってます。

昔に「自分で運転したら治るから」
と、言われて大学生の時に免許をとりましたが、早く終わらせたくて急いで通って満点で仮免とったくらいです。

#ひそかに酔ってまして

子どもが小さな時にピアノに連れて行くのに、しょっちゅう止まる住宅街のバスで倒れそうになった事もあって情けない。

と、言うわけで運転はもうムリみたいです。
車で乗せてもらって出かけるのは大好きですが幸い東京にいるので公共交通機関で行き(生き)ます。

#あとは徒歩で

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ドライブ・マイ・カー

本題に入るのが遅くなりました。

車酔いする話の後に何ですが、演出家とそのドライバーの話。
瀬戸内の海や広島、ロードムービー的なシーンも美しい作品です。

村上春樹さんの短編「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督が映画に。
舞台俳優で演出家の家福を西島秀俊さんが演じてます。
彼は脚本家の妻と幸せに暮らしていましたが彼女の秘密を知りながら急に先立たれる。
2年後に広島の演劇祭で演出をすることに。広島まで愛車のサーブで向かいますが専属ドライバーを付けることになり、どこか影のある若いドライバーのみさきと出会う。
娘のような彼女と出会う事で彼の心に閉じこめていたことが変わっていく

軽く設定を書いてしまいましたが、本編は3時間ほど。長い映画です。

彼とそのドライバーに出会う役者達に、妻にそれぞれエピソードがあり、稽古中の舞台の脚本がからまり、
それは引き込まれる作品でした。

寡黙なドライバーみさき

実は週末に予約はしていたものの『3時間か…起きていられるかな』あまりパワーの出ない日で心配だったのですが、わたしにも意外なヒットで。
こういうのがあるから映画館で見続けていてよかったなと。

彼と奥さんとのエピソードにフォーカスする人や岡田将生さんのやったダメな役者に『耐えられない人』を見つけてささる人もいるでしょう。

わたしは寡黙なドライバーのみさきがやはり印象に残りました。
とある未成年の頃の悲しい経験が、彼女を名ドライバーにしました。
クールに振る舞い、我慢強く、くわえタバコ。
かっこよかったですねえ。あんな女の子になりたかった。
『なりたかった』はわたしの勝手な惚れ込みで、作品的には本意では無いかもしれませんが。
三浦透子さんが魅力的に演じられていました。

三浦さんはちょこちょこ作品で見かけますが、メインな作品は観るのがはじめて。
『天気の子』では透き通る歌声が、『架空OL日記』では、かおりん役、わたしにストライクです。

本当に伝えたい事はいつかは伝えなきゃ


さて作品の回収は、本当の気持ちを相手に伝えるタイミング。
その場で出せばその後の関係にキズが入り、黙っていたら一生伝わらない。

この映画の登場人物は逃してしまったので自分自身で取り出してゆっくり決着させていく。

すぐにバサバサと決めなくてもいいけどできればお互い生きているうちに。

残りの時間は日々減っているのだから。わたし達。

ではまた

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