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ロングサイクルのトレーニング強度を漸進的に増加させる方法とトレーニングピリオダイゼーションプログラムの構築の方法

 競技会でロングサイクルの記録を伸ばすためには戦略的かつ長期的トレーニングプログラムが必要不可欠となります。なぜならロングサイクルの記録の向上を短期間で達成することは不可能であり、そのために戦略的かつ長期的なトレーニングプログラムを綿密に構築する必要があるからです。そして、そのプログラムのトレーニング強度は漸増的かつ過負荷である必要があります。一般的なケトルベルスポーツアスリートはおよそ短くて1ヶ月に1回、長くて1年に1回ほどの頻度で競技会に参加していると思われます。ここでは競技会までに向けた漸進的にトレーニング強度を増加させていく3ヶ月のトレーニングピリオダイゼーションプログラムを紹介いたします。
 適切なトレーニングピリオダイゼーションプログラムを構築する上で必要なのは、まず一つあたりのトレーニングセッションのトレーニング強度の「視える化」をすることです。トレーニング強度の総量(仕事量)を視える化(数値化)することで、自身のトレーニングプログラムが適切に構築されているかを評価することができるようになります。

トレーニング強度の測定方法
 一番手軽に行うことが出来てかつ特別な器具等を必要としないトレーニングプログラムの総仕事量の測定方法はケトルベル重量と総挙上回数の積を算出する方法です。単位時間あたりの仕事量は総仕事量とトレーニング時間の商で算出することができます。
 例えば以下の3パターンの総仕事量と単位時間あたりの仕事量(ここでは1分あたりの仕事量)を算出します。(全て2つのケトルベルを用いて行うロングサイクルを想定)

仕事量測定例1

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