クラウドファンディング、コーヒーの話。
ぺぺロッソのクラウドファンディング、リターンの1つにコーヒー豆の飲み比べセットをご用意しております。
ぺぺロッソのオリジナル焙煎としてRostroさんにご協力いただきご用意させていただきました。
その中のブレンドの1つをここではご紹介!
【Avanti Negro】
ブラジル、グァテマラ、コロンビア (ロブスタ)
南イタリアナポリの真っ黒な深煎りをイメージしたブレンド。
しっかりとした苦味とコク、ロブスタ種独特のクセも感じます。
ナポリはエスプレッソ発祥の地であり、エスプレッソの聖地と言われています。
ナポリのエスプレッソのこだわりは大きく分けて3つです。
①伝統的に最も深いダークローストにて焙煎。
②一般的なエスプレッソより少ない濃厚な量の抽出。
③アボンダンテな砂糖。
砂糖をたくさん入れでジャリジャリ言わせながらしっかりと混ぜる事により、チョコレートや、キャラメルのような味わいを作り出します。ナポレターノはこの味が大好きです。
ナポリのバールではエスプレッソをお願いするとお水が一緒に出てくる事が多いです。
それはエスプレッソを楽しんでいただきたい工夫の一つで、口内をリフレッシュさせた状態でエスプレッソを飲んで欲しいからだという配慮だそうです。
似たような流れで、トリノではガス入りのお水を出してくれる事が多かったです。
コーヒーの風味と味わいを楽しんでほしいという心意気ですね。
そして、ナポリのコーヒー文化で私が1番感銘を受けたのが『il caffè sospeso』という伝統的な習慣。日本語にすると『イル カッフェ ソスペーゾ』
ナポリではカフェを注文する際に『il caffè sospeso』とコーヒーをお願いしたら、まず自分用の1杯を飲みます。
しかし、お会計は2杯分の料金を支払います。1杯で2杯分の料金を支払う事によって、お金に余裕のある方がコーヒー代金すら支払えない貧しい方にプレゼントするといったシステムです。
第二次世界大戦により生まれてしまった貧困差。その貧困差から生まれたナポリの愛溢れる習慣です。
ペペロッソでも『il caffè sospeso』とバリスタにオーダーいただければナポリのエスプレッソ文化に沿って、エスプレッソ1杯を他の誰かにプレゼントするといった事をしています。『コーヒーは皆で楽しむ物』と言った
想いで取り組んでいます。
この文化の発祥の地ナポリでは徐々にこの伝統を守るバールが減ってきています。
イタリアきっての濃厚なナポリのエスプレッソには、優しさや愛情といった想いも色濃く反映されているのでした。
ペペロッソのオリジナル焙煎にナポリの焙煎方法を選んだのもその理由です。
味以外にも、歴史や文化をお届けいたします。
ぜひ、たくさんのお砂糖と供にエスプレッソとしてお楽しみください。
ペペロッソは【クラウドファンディング】に挑戦中です!
ぜひ一度ご覧になってみてください♪
リターンにてイタリアをお届けいたします!
https://camp-fire.jp/projects/view/281421