生理痛はありますか?
こんにちは。
銀座の漢方屋さんです。もう6月に入りましたが、いかがお過ごしですか?
一気に気温が高くなった感じがしますね。
この時期は気温の変化で体調を崩す方が増えますのでお気をつけ下さい。
さて、前回に引き続き今回も生理についての記事です。今回は生理の痛みについて。
あなたは生理痛はありますか?
漢方では生理の時は痛みが無いことが正常と言われています。(下腹部がやや重いのは問題ない)
また、痛みの度合い、性質、場所によって体質が分かります。
大きく分けると以下のようになります。
・刺すように痛む→瘀血(血の滞り)
下腹部が刺すように痛む、または絞られるように痛む、レバー状の経血が出ると痛みが軽減する。
・張るように痛む→気滞(エネルギーの滞り)
下腹部が張ったように痛む、膨満感がある、胸の張りもあったりする。
・重だるく痛む→痰湿(余分な水分で滞っている)
下腹部が重だるく痛む、浮腫みを感じる。
・引きつる痛み、主に腰が痛む→腎虚(生殖機能の衰え)
腰痛とともに膝のだるさや関節痛がある。おりものが極端に減ってきた。
生理痛が起こる機序として、西洋医学的にはプロスタグランジンが子宮に作用し収縮することによって起こるといわれています。
漢方(中医学)では
不通則痛…血・気・津液が滞ることで痛みが起こる
不栄則痛…血・気・津液が足りなくなることで痛みが起こる
と考えられています。
日々の生活習慣や、ストレスなどによって起こりやすくなるのでそういったことを見直すことも重要です。
いかがだったでしょうか?
痛みは人によってそれぞれ感覚があると思います。
生理痛がある方はご自身の痛みを書き留めてみて、何日目に痛みがあるか、1日の中でいつ頃痛むか、なにをしたら和らぐか(温める、揉む)などを観察してみて下さい。
平日、土日も漢方相談、承っております。お気軽にご相談ください。