詩)舞台に立ちたい
舞台に立ちたい
うまくいかなかった
台詞とばした
稽古でいつも突っ掛かったところでいつも緊張する
真っ白になった
こわばった声
幕内で待つ数秒 きっかけ台詞
下手だけど見てもらえて
出来なかった恥ずかしさ でも ありがとうございました!って
満足なんてほど遠く
いつも どこか自信のない自分と向き合い
でも
あの舞台に立ちたい
あの笑い声に
浸りたい
あそこで笑ってくれた
その意外性に
お互い 笑いあいたい
ダメだしされたい
怒られたい
できないことをバシッと言われて
愚痴っぼく 野毛で餃子を食いたい
かわいい女優たちの
一生懸命さに心打たれて
もう死んでもいいやと思いたい
終電乗り過ごして
バカバカバカだと自分を責めて
泊まって
そんなこんな全部
舞台があるから
ああ
舞台に立ちたい
恥ずかしながら・・市民演劇やっています。もう1年、舞台から離れております。
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