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開けたてのピアスホールが疼くような鍵穴に、ゆっくりと忍び寄るのは銀色に輝く憂鬱な鍵。 ガチャりと悲鳴を聞いた後に、冷えきったドアノブに手をかければ、奴隷のような空気が流れ込んでいく。それは大海の波のようにグネグネしている、ほんの僅かな修羅場。混沌に溢れた暗闇に、スポットライトの灯火が「おかえり」とささやく様な気配を生み出す。くたびれた靴を脱げば、死にかけた靴下を処分し、ぼんやりとした部屋で影は横になる。意味も知らない言葉の羅列。三面記事でさえ、真実は分からないと折りたたまれて
時の砂の間で迷子になる、紅の太陽。その狭間に囚われた、古の言の葉。 「私達は夜ふかしをします」 と、夜行性の誤字が主張するので 「そうね」 と葵は答えた。 重なり合う影が頷いて、ビロッと伸びていく。取り残された感満載の光の子らは、不平不満のオンパレード。嘘がつけないアスファルトは、黒さを一層増していく。 「私達はまだ子供なんです」 と、面の無い地球(ホシ)が主張するので 「そうね」 と葵は答えた。 見下ろすバカンス。カーテンをすり抜ける馴れ馴れしい眼差し。
心弾ける改革を、君は自殺と名付け、おまけに軽く体温をおとした、 何度も警告を無視して走り続けるけど、いつまでも体力がもつ訳でもなく、今度は急に鳴き始める始末(肝心な事をバカにしているというのか) 知らぬ間に流れていく言の葉を釣り上げて、思いもよらない想像に吊り上げてなんとする。 きっと惑星の定義に外れた星が嫉妬をしているだけなんだろ。 そう そうなんだ 果てしなくブルーに近い自由 満足した満月に満面の笑みを与え、満点を取った満天の星 つまり言いたい事なんて最初
ようちえんの かえりみち ヒューヒューとふく キタカゼ シンシンとふる ユキ さむくていやだな てもあしも つめたくって こおりみたい おそらをみても おひさまいない きっとさむくて おうちでおやすみ しているね おひさまも みんなも ユキでかぜを ひかなきゃいいね