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7インチ盤専門店雑記846=清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 良いお年を!
さて2024年も大晦日ですね。今年はカレンダーのおかげで年末年始が9連休となり、個人的にはいつもより一日早い京都旅行でしたから、大晦日が丸々掃除や残務整理に使えます。こんなことは20年に一回みたいな生活ぶりですから、正直なところ何をしていいか分かりません。とりあえず例月の勤怠データを作成して社労士さんに送るとか、いずれやらなければいけないことからやるかなと考えております。
素直に「大掃除頑張る」とか言えないところが情けないですが、年に数回、気が向いたら大掃除しますので、大晦日にやったことがないのです。まあ普段はカミさんがキッチリやってくれてますから、特に問題とも思えません。本当はレコードラックやCDラックの埃をはらうくらいするべきなんですけどねぇ…。たまにはやってみますかねぇ…。
お店の方は年内の最終営業日にエアコンのフィルター清掃とキッチン周りの油っぽい部分を中心にガッツリやりましたが、どうしてもそれほど時間がかけられるわけでなし、まあ自己満足のレベルです。…しかしフィルター清掃はやり始めると止まらないようで、毎年没頭する人間が出現します。今年はMさん、自宅から古い歯ブラシを持ち込んで気合いが入っておりました。…没入したくなるのは分からないでもないです。まあスッキリ気分で正月が迎えられますね。
スッキリ気分という意味では、今回の京都でのレコードの収穫は気分が良かったですねぇ。如何せん好きな曲の盤が売れてしまって手元にない状態だったものが、ジグソーパズルの終盤パカパカとハマって行くように戻ってきました。しかもどれもこれも状態がよかったので、嬉しい+お得+気持ち良いで、サイコーの気分でした。
何はともあれ、マンフレッド・マンズ・アース・バンドの「光に目もくらみ Blinded By The Light」ですよ。この7インチ、日本での人気のなさを反映してか、かなりレアです。オークションでは送料込みで考えると今現在で2750円から5000円程度となります。以前一度落札しようと頑張っても、最終の価格が3800円+送料とかになり競り負けたりしました。しかも今回、お安く購入したのは超美盤です。 この曲、1973年にリリースされたブルース・スプリングスティーンのデビュー曲を、1976年にカヴァーしたものですが、当時から大好きだった曲なんです。
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またポリスの「Can't Stand Losing You」の首吊りジャケもかなり状態の良いものが入手できました。これはBBCで放送禁止になった「ロクサーヌ」の次にリリースされ、ジャケットに問題ありということでまた放送禁止になった曲です。こんなので自殺を助長するとも思えませんけどねぇ…。まあいずれにせよレアですし、サブカルの歴史語り的には重要盤の一つです。
こういうことを書くと「そんなにレアじゃない」的なことを言ってくる方がいらっしゃるのですが、じゃあ700円程度で状態のいいものが手に入りますか?例えばこれなんぞ、45年前のものですから経年劣化もありますし、そうそう見かけませんよね。オークションではやはり送料込みで3000円以上してますよねぇ…。私的には十分レアだと思います。1970年代の曲に関しては、状態のいい7インチ・シングルなんて、それだけでレアだと思うわけです。コレクターの世界で近視眼的に見て、各国盤がどうのといったものやら文字色が違うだのといった部分は個人的に興味ないし…。
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今回はウィッシュボーン・アッシュも2枚手に入りました。これらもレアか否かという話題で取り上げてもいいのですが、ウィッシュボーン・アッシュの7インチ・シングルなんて、あれば全部買いです。この2曲は先般某noterさんがお買い上げくださいましたが、またやってきました。ご縁があるというのか、こういう曲は大事にしたいものです。
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まあそんなわけで、2024年も今日だけになりました。振り返ってみれば結局音楽漬けの一年でした。きっと2025年も同じでしょう。バリバリ健康というわけでもありませんが、好きなレコードに囲まれ、楽しい日々ですねぇ…。さらにはnoteのオフ会も始まったりして、今年は人的な交流も盛んな年でした。老後にこうも楽しい日々を送っていてよろしいものなのか…、年齢的にはもういい加減おとなしくしてなさいと言われそうですが、結局のところ、笑う門には福きたる、楽しいことを発信していると人が集まってくるんですよねぇ…。趣味的にやっている仕事が忙しいなんてサイコーかもしれませんね。
そんなわけで、相変わらずグチグチのアウトプット多めですが、来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。