ginger.tokyoのオーナー

清澄白河のカフェめし屋GINGER.TOKYOのオーナーです。7インチ盤専門店「45rpm.tokyo」運営、サブカル近現代史研究家。ローカルカルチャー情報発信中。アナログ・レコードとネコとフランス車が好きな還暦過ぎです。

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マガジン

  • 7インチ盤専門店雑記

    清澄白河にあるGINGER.TOKYO内のショップ・イン・ショップ「45rpm」のオーナー的視点から、レコード周辺情報や雑感を書いています。

  • 清澄白河カフェのキッチンから見る風景

    清澄白河にある隠れ家カフェ(?)GINGER.TOKYOのオーナーの雑感集です。

  • 備忘録的サブカル近現代史考

    メディア文化研究に近い日本固有のサブカルの備忘録的考察。ハイカルチャーではない。とりわけ周辺領域に関するものを中心に扱う。高山の発信するものの中でも、いわゆる「その他」。

  • 下町音楽夜話

    2002年から週1本のペースで書き続けてきた音楽エッセイを加筆修正して掲載しているのが「Updated」、2015年4月以降書いているのが「続・下町音楽夜話」です。

  • さらまわし・どっと・こむ(中央エフエム)

    全曲アナログ・レコードでお届けする中央エフエムの音楽番組、"さらまわし・どっと・こむ~The Vinyl Paradise~"の番組後記です。番組内でかけた曲の解説や記録です。

最近の記事

7インチ盤専門店雑記791「Behind The 8 Ball」

ベビー・フェイス・ウィレットの「ビハインド・ザ・エイト・ボール」、好きなんですよねぇ…。ニヤニヤしながら聴いてしまいます。格好良いというのともちょっと違うんです。…カワイイと言うんですかね。若い女の子が何でもかんでも「カワイイ」と言うのとも、ちょっとニュアンスが違うかも知れません。オルガン・ジャズということになりますが、…ジャズですかねぇ?ブルーノートに録音した盤もありますから、ジャズに分類されてしまうのかも知れませんが、私の感覚ではあまりジャズだとは思っておりません。 1

    • 7インチ盤専門店雑記790「ミルウォーキー」

      大谷ロスという言葉があるそうですが、メジャーリーグ・ベースボールの2024年シーズンが終了してしまい、毎日のように大谷君が活躍していたニュースが入ってこなくなって寂しいわけですかね。まあ分からなくもないです。私はスポーツ観戦とかは苦手ですが、メジャーリーグの結果だけはニュースサイトで毎日チェックしているので、普通以上には詳しいです。やはり巨人・大鵬・卵焼きと言われた時代の子どもでしたから。 メジャーリークにミルウォーキー・ブルワーズというチームがあります。ウィスコンシン州最

      • 7インチ盤専門店雑記789「直立猿人のドラムス」

        ここしばらく、思い切りジャズ棚をさらい直しておりまして、久々に針を下して懐かしいやら、予想外の音で「こんなだったっけ?」となっていたり、いろいろな感覚がグルグルしておりまして、随分ジャズを聴いてなかったなぁと我ながら驚いております。アシッド・ジャズやらはロックと同等に扱っておりますので、普段から聴く機会は多いのですが、モロ・ジャズはしばらく遠ざかっておりました。リー・モーガンとマイルス・デイヴィスは少しは聴く機会があるんです。…売れますから。 久々に聴いて悶絶していたのはチ

        • 7インチ盤専門店雑記788「SUNのサンプラー」

          テネシー州メンフィスのサン・レコード・カンパニー、ロックンロールの聖地ですね。自分にとっては特別興味があるわけでもないのですが、エルヴィス・プレスリーは少し聴くこともありますし、歴史語りのイベントをやっていれば、興味がないなどと言ってはいられません。 ヘッダー写真のSUNのサンプラーは、10年ほど前に京都の100000tで購入したものですが、随分お安く売っておりました。10インチ盤が愛おしくて買い集めていた頃で、その場で売っていた10インチ盤は全部買って持ち帰りました。SP

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        • 7インチ盤専門店雑記
          788本
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          203本
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          21本
        • 下町音楽夜話
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        • さらまわし・どっと・こむ(中央エフエム)
          98本
        • さらまわしネタ帳
          118本

        記事

          7インチ盤専門店雑記787「テンダリー」

          ジャズのスタンダードに「テンダリー」という曲があります。いろいろな方が歌っておりますし、インストものもいっぱいあります。サラ・ヴォーン、ビリー・ホリデイ、ナット・キング・コール、ルイ・アームストロング・ウィズ・エラ・フィッツジェラルド、デューク・エリントン、ビル・エヴァンス、…エリック・ドルフィーも「ファー・クライ」でやってますね。まあ他にも凄い数のアーティストがやっております。 この中だと、ナット・キング・コールのテイクはいいですね。この人は本当に歌が上手いなぁと思います

          7インチ盤専門店雑記787「テンダリー」

          7インチ盤専門店雑記786「クリスマス・ソングス」

          12月のイベントは「Christmas Songs & The Recommendations Revenge」ということで、クリスマス時期の定番ネタに加えて、どうせ語り足りない人がいるだろうということで、本編開催前から「次回リヴェンジありき」で準備しておりました。クリスマス・ソングの面白い音源なんてあるかどうか分かりませんが、まだ少し時間があるので、探してみますかねぇ。 チラシは大好きなカーペンターズの「クリスマス・ポートレイト」です。ロバート・タンネンバウムがノーマン・

          7インチ盤専門店雑記786「クリスマス・ソングス」

          7インチ盤専門店雑記785「選曲の妙」

          1964年リリースのクインシー・ジョーンズによるヘンリー・マンシーニ曲集「ミュージック・オブ・ヘンリー・マンシーニ」が手元にありまして、いつどこで入手したかはまったく記憶がありません。おそらくコロナ禍中に、オークションか何か、セットものに含まれていたのではないかと思われます。リリース年から考えると極上のコンディションではないでしょうか。 この盤に針を下ろすと、「!!!!!!」といった感じになります。如何せん一曲目が「Baby Elephant Walk」です。「コレ、何だっ

          7インチ盤専門店雑記785「選曲の妙」

          7インチ盤専門店雑記784「片付かん…」

          先週の土曜日がイベントだったのですが、翌日曜日も児相関連のイベントで場所貸しだったもので、全然片づけができておりません。見てくれだけは整えて、翌日も営業できるように復旧しましたが、出しっ放しのレコードはオーディオ周りに寄せてあるだけでして、オーディオに近寄れないような有様です。…ただし、これも想定内、こうなることは事前に分かっておりましたから予定通りの行動です。 想定外なのはお取り置きレコードの山ができてきたことでして、本来この量ならラックに並べて管理したいところですが、「

          7インチ盤専門店雑記784「片付かん…」

          7インチ盤専門店雑記783「ストラスブール / サン・ドニ」

          先週末のオススメ曲を持ち寄って語るイベントで、自分が最初に出した一曲は、ロイ・ハーグローブの「ストラスブール / サン・ドニ Strasbourg St. Denis」でした。2008年のアルバム「Earfood」収録曲です。ただし、ご紹介したのは、New Morning Clubというライヴ・スポットでの演奏です。動画の表記が正しければ、2007年の演奏ですから、アルバムがリリースされる前のものです。 この日のこの演奏が好きでしてねぇ。他にもロイ・ハーグローブの「ストラス

          7インチ盤専門店雑記783「ストラスブール / サン・ドニ」

          7インチ盤専門店雑記782「ポール・チェンバース」

          ジャズ喫茶的にとらえられるのが嫌で、あえてジャズに関してはあまり触れないでいますけど、実際に聴くのはジャズが3分の1程度だったりします。7インチ盤専門店を始めてからは、どうしてもポップス多めになってしまったからですが、そうでなければロックとジャズが半々程度でしょうか。結局ジャズに行ってしまうということはないので、聴き方がどうもフツーのジャズ好きの方とは違うみたいです。 やはり聴き易いメロディを探しているようなところもあって、オーネット・コールマンやエリック・ドルフィーにハマ

          7インチ盤専門店雑記782「ポール・チェンバース」

          清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : いつもと違う疲れ方

          さて今日はイベント開催日です。事前に忙しくなるのが分かっておりましたから、今回は自分への負荷が減らせるように、オススメを持ち寄って語っていただく内容にしましたが、結局想像を超える忙しさに驚いております。売上が伸びるのは嬉しいはなしですが、どうしてこのタイミングなんですかねぇ。ランチも激混みならレコードもいっぱい旅立って行きました。ようやく少しだけ秋っぽくなりましたから、本やレコードのことが考えられるようになったということでしょうか。…レコード・コレクターなんて病気みたいなもの

          清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : いつもと違う疲れ方

          7インチ盤専門店雑記781「まがい物?」

          品出しをしていて、「これがオリジナル、これがちゃうヤツ」とか言いながら慎重にやらなくてはいけないのが映画関連の7インチ盤です。サントラって呼んでいいのかすらよくわかりませんけど、気をつけないといけない世界なんです。 「ロッキー」の印象的なテーマはオリジナルがビル・コンティ、一方ヘッダー写真の「ロッキーのテーマ」はリズム・ヘリテイジ版です。「まがい物」とは申しませんが、オリジナルではありません。 このリズム・ヘリテイジ、「反逆のテーマ Theme From S.W.A.T.

          7インチ盤専門店雑記781「まがい物?」

          7インチ盤専門店雑記780「ビリー・コブハムは…」

          ヘッダー写真はすっかりおじいちゃんの風情となったビリー・コブハムです。毛もないのにハチマキいるんかいと思ったら、汗どめ目的だったようですが、相変わらずかくしゃくとしていらっしゃいます。 Little Big Beat Studios Live Sessionという動画がYouTubeに上がっておりましてねぇ…、これが凄いんだ。結構いろいろなアーティストの動画が上がってますけど、インコグニートとビリー・コブハム以外はあまり自分のアンテナに引っかかってきておりませんでした。でも

          7インチ盤専門店雑記780「ビリー・コブハムは…」

          7インチ盤専門店雑記779「補充がきかない盤が…」

          今週末はイベントです。そうすると、毎度のことですが、レコードがよく売れます。不思議とイベント直前はこれでもかと言うくらいに売れます。有り難いことです。今週は普段の月の1ヶ月分以上売れてしまいました。…何なんですかね。まあ今回は「The Recommendations」、オススメを持ち寄って語っていただく内容ですから、何が売れても問題ありません。ひたすら有り難や有り難やです。 ただ今月はスタッフさんが一人欠けておりますから、普段と比べるまでもなく忙しいわけです。そこに加えて結

          7インチ盤専門店雑記779「補充がきかない盤が…」

          7インチ盤専門店雑記778「デイ・トリッパー」

          初期ELO、エレクトリック・ライト・オーケストラのライブを観ると、ビートルズの「デイ・トリッパー」のカヴァーをやっておりまして、これが妙に格好良いんです。初期ELOはまだレパートリーが少なくて、クラシック曲のポピュラーなもの、例えば「はげ山の一夜」とかやっているわけです。そのセットリストのなかでも、クラシックとロックを行ったり来たりする中で、「デイ・トリッパー」が妙に印象的なんです。 何故なのか考えるまでもないのですが、イントロの印象的なリフですよねぇ…。ジェフ・リンはこの

          7インチ盤専門店雑記778「デイ・トリッパー」

          7インチ盤専門店雑記777「ドルフィーは自宅です…」

          常連さんのNさんご夫妻、月一回程度のペースでお食事にいらっしゃいます。ついでに毎度レコードもお買い上げくださいますから、実に有り難いお客様です。お住まいはかなり遠方なので申し訳ない気持ちも伴います。お二人とも相当な音楽好きでいらっしゃいます。ザ・バンドあたりは共通でしょうか。 ダンナさんは最近ジャズもよくお買い上げくださいますから、ホント有り難いんです。何度も書いておりますが、私はジャズに関しては聴き始めが遅いので、あまりアナログで聴きたいという拘りがありません。状態がいい

          7インチ盤専門店雑記777「ドルフィーは自宅です…」