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7インチ盤専門店雑記038「ジャック&ダイアン」

「ジャック&ダイアン Jack & Diane」ジョン・クーガー John Cougar (1982)

ジョン・クーガー ⇒ ジョン・クーガー・メレンキャンプ ⇒ ジョン・メレンキャンプと名乗っている彼の一番売れていた頃のシングルですね。しかもこれ、大ヒット・アルバム「アメリカン・フール」のセカンド・シングルですが、見本盤でして、B面にファースト・シングル、しかもNo.1になった「青春の傷あと Hurt So Good」をカップリングしており、宣伝攻勢かけていた一枚ということなんでしょうか。この曲も見事にNo.1となりまして、2曲連続No.1はなかなか凄いかなと。

まあ、ハートランド系代表です。ブルース・スプリングスティーンやトム・ペティとともに、アメリカでは労働者階級代表といった扱いです。彼の場合はちょいと他の2人と違っていて、農村代表、田舎者代表といった性格が強いようです。ウィリー・ネルソンとやった「ファーム・エイド」というのがありまして、そのあたりから田舎テイストを前面に出してきます。ギターもアコギが増えてしまいます。庶民テイストでもなくなったように思いますが、これは個人的な見解です。そのあたりから聴かなくなってしまいました。

メジャー・デビューは1978年頃で、「アイ・ニード・ア・ラヴァ―」がローカル・ヒットとなりました。FENではよくかかっていましたが、売れませんでした。この曲、パット・ベネターがファースト・アルバムでカヴァーしており、そのテイクが好きだったので、何だか懐かしくなってしまいます。

メジャー・デビュー前はグラム・ロックみたいなことをやっていて、デヴィッド・ボウイのマネージャーに見出されてソロ・デビューにこぎ着けたと言いますから、…ちょっと笑えます。ジョン・メレンキャンプがグラムですからね…。

この辺の曲、嫌いではないというか、結構好きなんですけど、…「ハート・ソー・グッド」は好きではないんですけど、とにかく中央エフエムではかけ難いんです。ディレクターK氏はハートランド系があまりお好きではないようで、スプリングスティーンですら全然ダメですから、ジョン・クーガーはもっとダメでしょう。ジョン・メレンキャンプの頃になればまた違うかも知れませんけどね…。多分ダメでしょうね…。

7インチ・シングルとしては、廉価盤ボックスの常連ですが、この盤はNo.1シングルを2曲カップリングしているということで、ちょっとだけ…。


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