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7インチ盤専門店雑記679「1988年~89年のアナログサウンド」

明日がトークイベント「80sいろいろ」の開催日でして、まだまだ悩みながら最終的な詰めをやっております。80sはもうそれだけで人気ですから、今回も満席です。無理に詰め込んでもと思い、早々に「満席御礼」としてご予約の受付を終了してしまいました。ひょっとしてお連れさんが増えたなどということもありますからね。…その余裕も埋まりました。

さて、毎度のことながら選曲は迷いますが、もう80sという括りでは何回もやっておりますから、そろそろネタ切れ…になるわけはありませんね。80sだけで年間100曲としたって1000曲のヒットがあるわけですし、好きな曲だけでも100曲200曲直ぐに出てきてしまいます。そもそも重複してはいけないという法はないので、象徴的な曲、例えばヴァン・ヘイレン「ジャンプ」、A-HA「テイク・オン・ミー」、ティアーズ・フォー・フィアーズ「シャウト」などは何度でもかけます。毎回かけてもいいと思っております。一発鳴らしただけで、空気感が80sに切り替わります。

本当はもっと細かく括らないと収拾がつかなくなる自覚はあるのですが、そこはカフェでやるトークイベント、あまりカッチリ過ぎても如何なものかと思いますし、まあ十分カッチリやってます。たまには、いろいろなネタで話とびまくりの普段と変わらないスタイルでいろいろ聴いてみようかというわけです。だいたいいつも、途中から人の話なんぞ聞いちゃいない、皆さん各テーブルで盛り上がってますから、こっちも勝手にやらせていただいております。

毎度、80年代終盤のアナログレコードのプレス技術が頂点に達していたような時期の音源は、必ず何曲かご紹介するようにはしております。今回も文句なしの高音質盤をいくつかご紹介する予定です。

まずは、ドン・ヘンリーの1989年6月リリース、「The End Of The Innocence」、7インチ盤で鳴らしてみます。もう多く語る必要がありません。素晴らしいです。以前に「New York Minute」の方はかけましたから、今回はタイトル・チューンでいこうかと思います。…もうこれをかけようと考えただけでゾクゾクしてきます。凄い鳴りですよ。

そして、サミー・ヘイガーとマイケル・アンソニーの来日間近、ヴァン・ヘイレンは数曲かける予定です。資料も作ってみましたが、そこで見て取れるのは、デイヴ期よりもサミー期の方がヒットしているということなんですよ。「5150」から「Balance」まで4枚のアルバム全部No.1になっていますからね。1988年5月リリースの「OU812」もそうです。ここからは何をかけますかね…。直前まで悩んじゃおうかな。嗚呼、楽しみ。あえて言うまでもなく、猛烈にいい音で鳴りますからね。やはりこの辺の音源はアナログですよ。

そして今回はAORシカゴの1988年6月リリース、「Chicago19」から「リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ I Don't Wanna Live Without Your Love」なんぞもかけてみようかと考えております。なかなかゴージャスな鳴りで、高音も低音も、メリハリが効いております。もうアナログ・オーディオのピークを極めておりますからね。ちなみに、コレ、ダイアン・ウォーレンとアルバート・ハモンドが書いた曲なんですよね。ちょいとロン・ネヴィソン、やり過ぎじゃね?と言いたくなるオーヴァー・プロデュースなサウンドかもしれませんが、その辺を大音量で鳴らして、皆さんと共有してみたいと思います。…フフフ、賛否両論ありそうですよね。

今回はサブカル・トーク多めでいこうかと考えておりますが、CMソング一つ取り上げても、いくらでも語りたいことはありまして、…結局3時間なんかあっという間ですから、絶対時間が足りなくなるんですよ…。時代語りなんか、キレイにまとまるわけないですから、ほぼ確信犯ですね…。その方が80sっぽい気もしますね。うん、また時間が足りなくなったからと言って、翌月に持ち越すかな。…来月も80sだ!


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