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7インチ盤専門店雑記720「Piper」

ここのところ、ジンジャーで開催するトーク・イベントは80s関連が多いのですが、これはお客様の好みもあって仕方がありません。自分自身は1960年生まれですから、70sがちょうど10代ですから80sは70sほど思い入れが強いわけではありません。それでも散々聴いてきているので、語れますし、ブツもありますし…といったところでやっております。

産業ロック云々ということからの流れで、ビリー・スクワイアのミニ特集的なこともやりましたが、実はその時ちょいと不思議に思っていたんです。ビリー・スクワイアは大好きだったので、関連音源は全部集めたハズと思っていたのですが、彼が70年代中盤に結成したバンド、パイパーのレコードが見つけられなかったのです。「売れちゃったんだっけ?」というテキトーなところもありますから、まあそこまで触れる時間もないしということで、イベントでは触れなかったのですが、今頃出てきましたよ。

自宅のレコード・ラックの「P」のところにありましてね…。何の不思議もないかもしれませんが、ウチのレコード・ラックの並び順でいけば、これはもう完全にビリー・スクワイアのところにあるべきものなんです。つまり「S」に居るべき盤なんです。拘りがあるようで、結構いい加減なもので、ピンク・フロイドのメンバーのソロの間に紛れ込んでおりました。

容姿も音もしっかり70sのこのバンド、80sのビリー・スクワイアが70sテイストを残しつつ売れまくってくれたので、80年代前半のヒット当時は人気が再燃しておりまして、なかなか手に入らなかったんです。76年と77年のアルバムですが、その当時は気にはなったものの、購入には至りませんでしたからね。…他に欲しいものがいっぱいありましたから…。

恐らく今でも手に入り難いことに変わりはないと思います。オークション・サイトなどを見ても、ファーストの国内盤は結構出ておりますが、それなりにお高め。セカンドの方は相当レアですね。でもビリー・スクワイアのファンなら欲しいところですよね。

今どんどんレコードを減らしている、つまり売っているところですが、まもなくまとめて一気に減らす予定がありまして、そこに含まれてしまうと、この手の盤はお安くなってしまうんですよね。如何せん日本での知名度は低いですからね。アメリカではマディソン・スクエア・ガーデンを2晩ソールド・アウトにする程度には人気が出たんですけどね。

さて、どうしたものやら。この辺の盤も含め、お探しの盤でなかなか手に入らないようなものがありましたらご相談ください。どこでも売っているような盤に関しては、正直なところ、ウチの盤でなくてもという気もします。あくまでもレア盤中心、ある一定のアーティストはそれなりに揃えてありますよ…といった店ですからね。店舗にある枚数はさほど多くないのですが、バックヤード=自宅にはそれなりにありますからねぇ…。




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