清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 趣味と仕事
クルマが2度目の車検を終えて、昨日戻ってきました。5年前に購入したプジョー208ですが、もう旧型になって久しいわけです。新型208がマイナー・チェンジするらしいですからねぇ…。そろそろ買い替え時かとは思いますが、しばらくは乗り続ける予定です。WRCでも活躍した208ですが、あの車両は別物という方もいらっしゃいますでしょう。でもベースがいいからいいラリーカーもできると思っております。だって旧型208、ホントよくできてますよ。走りに関しては満足度高めです。
そろそろ免許返納かという気もしておりますから、様子見であることも確かです。でも、飲食店経営もクルマが大いに活躍しますし、まだしばらくは運転しなければいけない事情もありまして、まったく買い替え予定なしで、ディーラーに持ち込んでしまいました。こんなことは13台乗り継いで初めてですけどね。好き者は次のことを考えているに決まってますよね…。
最近のクルマはやはりよくできていて、5年程度では全然ヤレてこないですからねぇ…、当然もったいないという気持ちもあります。でも以前は2年半で乗り替えるようにしておりました。下取りも結構高めの査定が出ますからね。その頃はクルマも趣味と捉えていましたから、いろいろ乗りました。1台を長く乗り続ける趣味人もおりますけどねぇ…。音楽であれ何であれ、趣味に没頭する時間は大切です。趣味がない人って時々いるんですけど苦手です。趣味人は直ぐに打ち解けて、話も弾みますしね。
趣味人はメンタルが強いかというと、エクスキューズ無しでイエスとは言えません。むしろメンタルに負荷がかかったとき、趣味人は上手くかわせるから病むことが少ないと思っております。一方で趣味がない人はキレ易いですね。身近な例でしか考えておりませんが、共通しているので、当たらずとも遠からず、概ね正しいのではと考えております。前職では自分のところの職員のメンタルヘルスに関して産業医と相談したり、そういう研修を受けさせられたりといった機会も多くありました。…アンガー・コントロールとかの話ですね。
怒りという感情だけではないのでしょうが、最近は終身雇用的な感覚が薄れ、以前と比べれば、「さっさと辞めていく」人が増えました。確かに嫌だ嫌だと思いながら働いていることは長い目で見ると時間の無駄遣いのように思えるかも知れません。ただ、どこの会社/職場も、良い面も悪い面もあるはずなんですけどね。そうそう都合よく自分に合った会社/職場が見つかるわけないと思うのですが、どうなんでしょう。置かれた場所で咲きなさいという気もします。少なくとも、採用する側はそういう感覚ですよねぇ…。
起業する人はその辺のことも考えていらっしゃる方、案外多いのではないでしょうか。企業内のプロジェクトでやっているのと、自分が親分の、すなわち全てが自己責任の会社でやるのでは、後者の方が魅力的に映る場合が多い気もします。…やっていることは同じだったりしますからね。ただし、社長業は思った以上にタイヘンな面もあります。そこに時間を割かれるとなると、やはり話が違うと思いたくもなります。…自分の場合を例に考えての話ですが、予想外に自分でやらないといけない作業が多いものなんですね。会計処理などを任せられる人間を雇うという手もありますが、人件費は大きいですからね。…今回の衆院選で、最低賃金1500円などという政党もありましたが、ウチなんかはそうなると続けられなくなりますね。零細は潰れろということなんですかね。
趣味を仕事にした場合や、好きなことが仕事の中にある場合、働き方も違ってきます。自分の場合、一日14時間は最低でも働きますし、定休日も仕込みやら買い出しやらやってますから、実質お盆と年末年始しか休みはありません。でも全然辛くないですねぇ…。体力的にシンドイと思うことはあっても、売上げが伸びれば疲れも感じない程度です。過重労働がどうのといったものさしでは測れない世界です。…飲食店経営者なんて皆んな同じだと思います。
趣味を仕事にした場合、自分の好みと違う場合が心配ではあります。一生懸命働けない自分が嫌になるかもという程度の話ですが、私の場合、好きでもない音楽を聴かされる場合でしょうか。その点私はオペラと演歌以外はほぼほぼ聴けますから、まず問題ありません。その傍ら、飲食店部分では、「美味しかった」という実に励みになるお言葉を日に何度か耳にするわけで、実に幸せな世界です。こういう世界での面倒の大半は人間関係かもしれません。
自分の身近なところにもおりますが、誰とも良好な人間関係を築けない上に、趣味らしきものもないので、結果としてスマホに逃げ込むことになります。歩きスマホでぶつかってくる連中が相変わらず多いのは、その辺りもあるのかなと思います。以前はよほど好きなことがあるから夢中になっているのかと思っておりましたけど、どうもそれだけでもないように思う昨今です。まあ、ストレスがかかるとスマホばかり見ているのでは、職場内での評価は下がりますよねぇ…。
昨日、クルマを受取りに行くとき、バスの中のデジタル・サイネージの「今日は何の日?」というやつで、1995年11月1日がゆりかもめの営業運転開始と表示されておりました。この当時、前職で臨海部対策室という部署に所属しておりまして、国際展示場やらゆりかもめやら諸々のオープニング・セレモニーにも関わっておりました。まあガッツリ働いていた頃の話です。
配属されただけの話ですから、当然好きでやっている仕事ではありません。しかも当然のように毎日日付が変わってから帰宅みたいな生活です。それでも音楽を聴く時間は確保してました。むしろ一生懸命働いて、結構楽しかったような記憶しかありません。議事録起こしやら、会議やセレモニーに出席する区長さんのお世話やら、国内外からの視察対応やら、面倒なことも多かったですけど充実しておりましたねぇ…。
どんな仕事でも自分なりにやり甲斐を見つけて、一生懸命働いてみて、その結果合わないと思えば転職すればいいわけで、まずは与えられた環境でどれだけ頑張るか…ですよね。古い考え方ですかね…。あの頃、夜中にドライブもしましたねぇ…。気持ち良かったなぁ…。
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