見出し画像

7インチ盤専門店雑記814「愛ある限り」

これも余剰在庫を抱えている曲、キャプテン&テニールの「愛ある限り Love Will Keep Us Together」です。1975年6月から7月にかけて4週連続でナンバーワンになった大ヒット曲です。グラミー賞最優秀レコード賞を受賞していますね。作曲はニール・セダカ、作詞はハワード・グリーンフィールド、ニール・セダカのヒット曲の多くを書いた黄金コンビです。またこの2人はビーチ・ボーイズのツアー・メンバーだったことも有名でしょうか。

この曲の基本情報の中で、何が自分の最も気になるところかというと、1975年6月という時期のヒット曲だということなんです。自分が高校1年生の年の夏前ですが、まだまだ思い切り全米Top40にハマっていた時期でして、この曲が1位になった時のことも忘れられないんですよね。

中学3年間、思い切りバスケットボールをやっておりましたが、高校受験はさほど問題なく都立の41群に合格したわけですが、当時自分が入った高校と滑り止めで受けた某私立は両方とも当時関東大会のベスト4に入っている高校だったんです。しょうもない動機で高校を選んでおりましたが、高校入学直後に腰を悪くしてバスケ部をやめてしまったので、ここらで同級生とバンドを始めた頃だったりします。最初の人生の転機みたいなものでしょうか。…もうその高校も無くなってしまったんですけどね。

如何せん、結構好きだったアメリカの「シスター・ゴールデン・ヘアー」が1位になった翌週から4週連続1位になった曲なんです。そこが実は問題でして、大好きな曲ではあるのですが、100%好きになれない原因だったりします。加えて言うなら、リンダ・ロンシュタットの「いつになったら愛されるのかしら When Will I Be Loved」とマイケル・マーフィーの「ワイルドファイヤー」がどちらも最高3位どまりなのもこの時期だからなんです。

その他にも、グランド・ファンクの「バッド・タイム」とかパイロットの「マジック」なんかもこの時期のヒット曲でして、結局全部レコードを買うことになる曲がいっぱいTop10にチャート・インしており、優先順位をつけるのがタイヘンだったんです。50年近く経ってもそんなことを忘れられないわけですから、よほど好きだったんだなぁとあらためて思うわけです。

ポール・マッカートニーのウィングスは「Listen To What The Man Said」、もう少ししたらイーグルスの「呪われた夜」が上がってくるんですよね。あとは10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」とか、アリス・クーパーの「Only Women」とか、好きな曲だらけだったんですよねぇ。ヴァン・マッコイの「ハッスル」とかはどうでもよかったんですけど、この時期でしたね…。まだ、ライヴとか行き始める前で、音楽の聴き方が全米Top40中心だった時期でしたから、記憶への染み付き方も強烈なんですよね。

キャプテン&テニールも嫌いじゃないんですよ、好きなんです。でもどちらかというと、この時期のヒット・チャートが好きなんです。その中で1位4週ですから、恨まれ役というわけなんです。


いいなと思ったら応援しよう!