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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 056:ハートランド・ロック特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第56回(2022年10月21日(金)20時~
(再放送:10月23日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週はハートランド・ロック特集です。ハートランドと呼ばれるアメリカ中西部の労働者階級、工場労働者や農業従事者に愛される音楽というわけです。

1曲目
「Blinded By The Light」Bruce Springsteen (1973)

まず、リクエストをいただいていた、ブルース・スプリングスティーンのデビュー曲です。7インチ・シングルでお届けしました。国内盤は超レア盤かと思います。


2曲目
「Ramblin Gamblin Man」Bob Seger System (1968)

ハートランド・ロックの代表的存在、ボブ・シーガーのメジャー・デビュー・アルバムの冒頭の曲です。この曲はアコギとコーラスでバックアップしている、グレン・フライのプロ・デビュー曲です。


3曲目
「Night Moves」Bob Seger &The Silver Bullet Band (1976)

大ブレイクしたときのヒット曲です。個人的にも大好きな曲です。


4曲目
「Heartache Tonight」Eagles (1979)

ボブ・シーガーは80年代も売れ続けますが、大ブレイクした頃、頂点に達していたのがイーグルスでした。「ハートエイク・トゥナイト」はボブ・シーガーも共作者のクレジットに名を連ねている曲です。


5曲目
「Old Time Rock & Roll」Bob Seger & The Silver Bullet Band (1978)

「卒業白書 リスキー・ビジネス」というトム・クルーズのデビュー2作目の映画で使われた曲です。78年と83年頃の2度ヒットしています。83年頃は、バックにグランド・ファンクのドン・ブリューワーとクレイグ・フロストもいた時期ということなどもご紹介しました。


6曲目
「Shakedown」Bob Seger & The Silver Bullet Band (1987)

再度グレン・フライが絡んできます。映画「ビバリーヒルズ・コップ」から「ザ・ヒート・イズ・オン」が大ヒットしたグレン・フライは「ビバリーヒルズ・コップ2」のサントラでもオファーを受けますが、歌詞が気に入らず断ります。その曲「シェイクダウン」を引き受けたのがボブ・シ―ガ―で、歌詞を書き換え、No.1ヒットにしてしまいました。


7曲目
「Hurt So Good」John Couger Mellencamp (1982)

8曲目
「Jack & Diane」John Couger Mellencamp (1982)

もう一人のハートランド系のスター、ジョン・クーガー・メレンキャンプです。若くしておじいちゃんになってしまった逸話や、売れないだろうなと思っていたら売れてしまったなどと言っております。デビュー当初グラムロックなどをやっていたのですが、デヴィッド・ボウイのマネージャーに見出され、開花するのには少し時間がかかります。82年にようやく大ヒットが出ました。その後はヒット連発となります。
特大ヒットを2曲続けてご紹介しました。


9曲目
「Crumblin Down」John Couger Mellencamp (1983)

ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時代、日本車に押されて不況に喘いでいたデトロイトの労働者の不満の代弁者になっていたジョン・クーガーのイライラ曲です。


10曲目
「R.O.C.K. In The USA」John Couger Mellencamp (1985)

1985年頃はチャリティ・イヴェント・ブームのようになっておりました。ファーム・エイドというイヴェントを成功させた彼は、農業従事者の代弁者のようになっていきます。音もアコースティックが多くなります。自分が好きなロッカーとしての最終期の曲は、60年代のアメリカン・ロックに対するオマージュといった曲でした。


11曲目
「Jammin’ Me」Tom Petty & The Heartbreakers (1987)

ラストはもう一人のハートランド・ロックの代表的存在、トム・ペティで締めくくりました。


次回はスティング特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp

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