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7インチ盤専門店雑記808「ラヴァーボーイの7インチは…」
「それ行け!ウィークエンド Working For The Weekend」…ホント、酷い邦題です。70年代のロックがお好きな方が「聴けない」「聴かない」と言われます。…私は大好きです。如何せん、気分が上がります。まあ何度も書いておりますよねぇ…。7インチ盤専門店にとっては、お馴染みのバンドです。
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LPも全部リアルタイムで買いましたが、今さらに7インチ盤と相性が良い気がします。
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さて、今日はウィークエンドではなく「ノトーリアス Notorious」です。…ラヴァーボーイとボン・ジョヴィの共作による爽快ハード・ロック・チューンですと。1987年リリースの5thアルバム「Wildside」収録曲ですが、これより前は4枚ともダブル・プラチナ以上のヒット・アルバム連発でしたが、ちょいと落ち着いて42位どまりのゴールドに終わってしまった盤です。…別の言い方をすれば、最後にチャートインしたアルバムでした。
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この曲の7インチ、残念ながら、今現在はレンタル落ちの一枚しかありません。シールやらバーコードやらがベタベタです。これがねぇ…、1987年ですから、なかなかに入手困難なのですよ。他にもフツーに状態のいい盤を持っていたはずなのですが、売れてしまいました。アルバム「Wildside」もオークションなどで高値をつけており、ちょいと驚かされます。
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作者クレジットを見ると、ポール・ディーン、マイク・レノのラヴァーボーイ組+ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラのボン・ジョヴィ組が連名で並んでおります。加えてT.Cerney、すなわちTodd Cerneyの名前もあります。カントリー寄りの職業作曲家さんででして、チープ・トリック、エディ・マネー、ラヴァーボーイ、バッド・イングリッシュなどとコラボ…って、どこがカントリー寄りかと言いたくなりますけどね…。グラミーとかも結構とっていたりします。ラヴァーボーイのアルバム「Wildside」では、A面全曲、彼の名前があります。
この辺の時期から、ロック・バンドが外部の作曲家さんとのコラボ曲をつくるようになります。シカゴもそうですし、チープ・トリックとかもそうでした。…ソニー系ですね。会社の方針ですかねぇ…。誰が作った曲だろうが、売れればいいんですけどね。
MVはラヴァーボーイとボン・ジョヴィが一緒にやっている…とかではなくて、ストーリーがあるのかないのかと言いたくなるものですが、健康的なエロスが炸裂という感じで、実に1980年代風のヴィデオです。あの時代でしかあり得ないようなテイストで…嫌いではありませんけどね。
ラヴァーボーイはアルバムも7インチ・シングルも、かなりしっかり集めてあるので、買い戻しておきたいような気もしますが、今更という気もします。お客様からリクエストが入るわけでなし…。こういうのって、結構悩ましいものなんです。よくあることで、このままスルーしていると、いつの間にか手に入らなくなっていたりするものでしてねぇ…。