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7インチ盤専門店雑記752「エリック・クラプトンの7インチ・シングル2」

1992年の「Runaway Train」、Elton John & Eric Clapton名義でリリースされた曲です。レーベル面もしっかりデザインされておりまして、さすがビッグネームの顔合わせという印象です。90年代の7インチ・シングルは予算が限られているからか、もうほとんどやっつけ仕事のようなレーベルばかりです。こういうのは珍しい方です。

先般エリック・クラプトンの7インチ・シングルについて書いたとき、まだこれがあるなと思っておりましたが、話の流れから別の機会に回した方がよさそうと考えておりました。もちろんまだまだあるのですが、こういうところで書いて面白いネタかという意味では切り捨ても何曲かありますけどね…。

この曲エルトン・ジョンの「The One」という1992年リリースのアルバムに収録されております。加えて映画「リーサル・ウェポン3」のサントラにも収録されております。当時の記憶ではしょっちゅうラジオでかかっていたので、結構売れていたと思ったのですが、そうでもないようですね。一緒にツアーしたり、この時期お二人は仲良くしておりましたね。如何せん長い目で見た時、エリック・クラプトンに関しては、「ティアーズ・イン・ヘブン」がヒットし、アンプラグドが大ヒット、そして96年には「チェンジ・ザ・ワールド」のヒットも控えている時期です。

エルトン・ジョンの方は、ジョージ・マイケルとのデュエット曲「僕の瞳に小さな太陽」が英米でナンバーワンになった翌年です。そしてダイアナ妃のご不幸を受けての「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」が97年です。史上最大のヒット曲ですからね。凄いです。こうやって振り返ると、「ラナウェイ・トレイン」が忘れられた曲のようにも感じてしまいます。まあ90年代のアナログというだけでもレアですし、文句なしの高音質ですし、今回売りボックスを整理していて、思わず値札を付け変えてしまいました。もちろん少しお高めに変更です。ここのところ、常連さんたちから「安すぎる」というご指摘をいただいておりましてね…。安い分にはいいじゃんという気もするのですが、どうもいけないらしいです。

ちなみにエリック・クラプトンには89年に「バッド・ラヴ」という大ヒット曲もあります。89年もアナログは限られた枚数しかプレスされていないでしょうから、やはりレアはレアですね。しかもさすがという感じで高音質です。実にクリアな鳴りです。

この時期はフィル・コリンズと仲良くしておりましたが、「ベルサーチのスーツ着てブルースとかヘンだ」と言われて、一発で決別となったそうですが、まあそれでもいい音源を少し残してくれたのはよかったのかもしれません。

フィル・コリンズの「Another Day In Paradise」という大ヒット曲がありますが、私はこれがエリック・クラプトンのギターだと勘違いしておりましてねぇ…。実際はドミニク・ミラーが弾いているんですね。あのスティングのところのギタリストです。同じアルバムに入っていた「I Wish It Would Rain Down」と勘違いしましたかね…。何かこの時期、英国の有名どころが皆んなでつるんでツアーしたり、レコード作ったりしてましたよねぇ…。何だったんですかね…。

しっかし、このクリップで指摘するまでもなく、エリック・クラプトンの演技はホントにヘボいですね~。

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