出雲
容赦ない夏の陽射しの日、木綿街道 雲州平田を散策していて、一軒のお店の前で、思わず「このお店で食事がしたい」と二人同時に口にしていた。
それから一月後、送り火のころ再び出雲へ。
何も予定がない一日があり、その日の前日、ランチの予約の電話をしてみたら、幸運なことに取れた。
こうして忘れられない店がまた一つ、ふえた。
出雲市平田町を訪れた。
風もない夏の日、それでも街並みが爽やかだからか、清々しい。
予約時間より少し早く着いたので、まわりの町屋をのぞいてみたりする。
築100年以上の古民家を改修して生まれ変わった小さなイタリアンレストラン
お水がサーブされた。それだけでこのお店の料理はきっと素敵だと想像できた。
お店の隣にある 3rdbarrelbrewery(サードバレルブリュワリー)のビールを頼む。
前菜
島根県産鰺のカルパッチョ 奥大山町トマトのマリネ(夫)
自家製全粒粉パンとフォカッチャ
プレートに置かれたパンとフォカッチャが、さり気ないカッコよさ。
島根県産白イカのカルパッチョ ズッキーニとリコッタチーズ(私)
パスタ
境港紅ずわい蟹と唐墨のペペロンチーノ(夫)
雲丹のクリームパスタ(私)
おや?ちょいと一杯のつもりが三杯目!
日本の食のレベルの高さ、食材に恵まれた地方の底力の凄さを思ったランチ。
デザート
木苺のジェラート(夫)
大人のプリン(私)
エスプレッソをいただいて、シェフに食材、調理、組み立てに感動したことを伝え、お礼を言ってお店を後にする。
ランチを食べ終わったばかりなのに
「このあとまたこのお店でディナーも食べたいぐらい」なんて話す。
それから木綿街道の町をそぞろ歩く。
ほとんど風のない八月の街を、ゆっくりゆっくり、雲州平田駅まで歩く。
必ず、今度はディナーに来ようね。
2022/08/19 訪問