障害とは違う不自由を負って夢破れた話

椎間板ヘルニアと診断されてからというもの、
しばらくすれば治るだろうと楽観していた左手の痺れがどうにも我慢できないものになってきた。
痛み止めを飲んで湿布も貼っているが
痛みはなくなっても、しびれそして左手全体に力が入らないことに変わりはない。

だから長文の投稿はしばらくしません宣言を何日か前にしたのだが、

なぜかめちゃくちゃ長文の投稿を2日連続でしてます(笑)

実は音声入力のアプリを使って現在長文を入力しています。

スクショはこちら

改行と句読点以外は全て音声で入力できるので左手が使えなくても余裕で長文が投稿できます。

これ便利!

ただすごく精度が高いのでなんで?と思うことが。

会社で聴覚障害の人がいる際に会議や説明会などで

UD トークという音声文字化アプリを使っているが

はっきり言って誤変換ばかりでほとんど使い物にならない!

この音声入力アプリと同じぐらいの精度であれば手話通訳もいらないしとても便利なのに

世の中なかなか上手くいかないものだ。

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さて、実は2週間ぐらい前から転職活動を始めていた。(採用担当だって転職活動くらいするさ!)

しかし残念ながら左手がほぼ使えない状態になってしまったので、今、活動をしたところでとても転職はできないと思い

今回は活動を断念することにした。

今回私は障害者雇用枠ではなくて一般枠つまり健常者枠での転職を考えていた。

それも障害を開示した上で、というなかなかハードな活動をしようとしていた。

まだ2週間しか活動していなかったので何とも言えないが何社かエントリーした中で書類が通過することはなかった。

今回の転職活動は本気で今すぐ他の会社に行きたいというよりは

「私は精神障害があって月に1回通院が必要なのと月に10時間以上の残業は難しい。」このことを開示した状態で果たして一般枠でどれぐらい通用するのか試したかったというのが本音だ。

結論から言うと全く通用しなかった。

あと2・3か月活動していたらもしかしたらどこか1・2社ぐらいは書類を通過していたかもしれないが

仕事で実績もあげていて、実力もバッチリある人間だとアピールしても
障害を持っているという理由でなかなか雇用されないものなんだなということを実感した。

軽度身体障害の人たちが今障害者雇用市場では奪い合いになっているが

果たして奪い合われた先で、健常者…一般枠並みのやりがいを持てている人達はどのぐらいいるのだろう。

健常者並みかそれ以上のお金を出して雇用して、仕事の内容は単純作業というのでは、

そのお金は仕事の対価ではなくて雇用率を買うための費用ということになってしまう。

そんなの嫌だ。絶対に嫌だ。

裏を返せば自分の実力がしっかりと発揮できる状態でなければいいお給料はもらいたくないし作業的な簡単な仕事であればすごく安い賃金でも仕方がないと思う。

でも障害者雇用にその考えは当てはまらない。
安い賃金だと人が来ない。人が来ないから賃金を上げる。仕事の内容は変わらないのに、だ。

法定雇用率が2%から2.2%に上がっただけでこれだけの余波が出ている。

将来的に2.5%まで上がることは既に宣言されているのでそうなった時の事を考えるととても恐ろしく寒気すらする。

健常者の人達に裏で「あいつらは障害者手帳を持ってるからいい給料で雇ってもらえている」と後ろ指をさされるのも時間の問題だ。

前置きが長くなってしまったが、だからこそ自分の実力だけで勝負できる健常者枠・一般枠でもう一度勝負してみたかったのだ。

しかし残念ながらそれは私の精神障害とは違うところで打ち砕かれた。まさか左手が使えないようになってしまうとは。

まあ椎間板ヘルニアなのでリハビリをしたり薬を飲んだり治療をすれば動かせるようになる可能性は高いということだけれども

頚椎が神経に触れているという状態そのものを変えることはできないので、完治することはないそうだ。

道半ばにしての断念。非常に残念。

不本意な状態で勤めていた現職の特例子会社だが
ありがたいんだかなんだかわからないけれどもこういう時に限っては非常に便利である。

通院もできるしリハビリにも行ける。
健常者枠で働いていたらとてもできないことだ。

そこでふと我に返る。健常者は障害者手帳を取得するまでもない怪我や病気、不自由をおった時に、会社の中でどういう配慮を受けられるのだろう。

前の会社でお子さんが2人いて、お子さんの熱が出るたびに保育園に迎えに行って、非常に肩身の狭い思いをしていた人が最近退職したという話を聞いたことを思い出した。

結局みんな常に元気な状態を期待されていて病気や怪我などしないものとされているのだろうか。

39℃以上の熱があっても平気で出社する人がいるのは、元気・健康であることを期待されているからなのだろうか。
(はっきり言ってウイルスを撒き散らすだけなので頼むから来ないでほしいと思っている)

障害者健常者関係なく、具合が悪い・調子が悪い・何か不自由がある人には優しくできればいいのに

なんでそんな簡単なことができないんだろう。みんな同じ人間なのに。

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ぎん
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