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挫けそうになったら触れる作品ー響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話(武田綾乃著)を読んで

響け!ユーフォニアムの3期をアニメで観終えました。12話と最終回は何度見ても涙が溢れる。5回は泣いた。一年の詩はここ一週間は鬼リピートしている。後、一週間は私の中でユーフォブームが続くであろう…。
3期を観終えた後は、帰宅後、BGM替わりに1期2期を流し、家事している間もリズと青い鳥、劇場版、特別編と一気視聴した。北宇治高校吹奏楽部を愛してやまないあまりの行動。

アニメを観終え、まだ北宇治の皆と離れたくなくて、原作に手を出しました。アニメとリンクしていない短編を選択。ちょうど最新作が刊行されたので手に取りました。

あらすじ

北宇治高校吹奏楽部の活躍を描く、人気青春エンタメシリーズの最新作。卒業旅行の行先を相談していた久美子たちのもとに、ひょんなことから沖縄での演奏会の話が舞い込み…!?そのほか、男子部員たちの内緒の恋バナ、大学生になった優子、夏紀、希美、みぞれの様子、次期部長を決める会議など、北宇治吹部の日常とその後を描いた短編集。奏と真由の水面下のバトルも必読!

感想

アニメでははっきり伝わらない、吹部それぞれの想いが綴られていて、登場人物のことをより深く知れる。久美子が吹部のメンバーを良く見ていることが小説でより分かる。パート毎の特徴を的確に話している時の久美子が好きです。

11の短編と合間に奏の想いを綴った超短編を挟む構成。新旧・幹部役職会議と沖縄旅行の短編が特に好きです。ユーフォ好きとしては、新幹部に誰が任命されるか分かる点で読むべき!

卒業旅行も兼ねた沖縄での演奏会での話で、新体制を危ぶんで先回りしようとする久美子に対して、新幹部たちがしっかり対応する場面は、頼もしくもありながら、本当に久美子たちの高校での物語は終わりなんだなと寂しくも感じる。

アニメも小説も読んでて思うのが、何か一つのことに全力で打ち込む姿に感動する!私も今から全力で何かに向き合えるのであろうか…。

吹部メンバーの中で誰が一番自分の立ち振る舞いに近いかなと考えると、さっちゃんかなと思う。真由とは違って、純粋にその場がみんなが明るく楽しくいられると嬉しいタイプ。でも憧れるのはみどりちゃん。ふんわりして見えて、努力して実力もあって、芯のある子。幹部ではないけど、自分の努力の方向を間違えず、グループの柱を実は担っているような人でありたいなと思う。

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