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食品ロスとCO2のつながり 8/10

こんにちは
昨日、安宅和人さんのイシューから始めよを読み切りました。

今回はこの記事について取り上げさせていただきます。

食料廃棄物の問題

食品廃棄物が大きな問題とされています。調べてみると、世界で生産されている3分の1の食材が廃棄されていると言われています。生産者の気持ちを考えるととても心が痛みます。

もし食品が均等に世界中の人に回ったら、飢餓の問題は解決されるでしょう。なぜなら、単純に考えて生産された食料の3分の2で、世界人口の3分の2以上の人の食料がまかなえているからです。

そこまで問題が単純でないため、飢餓問題が存在するのですが、食料廃棄物の問題は飢餓問題だけではありません。経済的にも廃棄というのはとても大きなマイナスです。利益ゼロでコストありなのですから。

カーボンプロジェクト協定

記事の中では、イオンとダウ・ケミカルの温室効果ガス削減のを目的とした「カーボンプロジェクト協定」の取り組みが紹介されています。食品廃棄物を減少させることによって温室効果ガスの削減を行っています。

ダウ・ケミカルの技術を利用した真空スキンパック包装で食品を真空で包装することによって、食品の消費期間が延び、包装の強度が高まり、食品の廃棄量が減るそうです。

記事を読んで

私が気になったのは、なぜ食料廃棄物が温室効果ガスの削減に繋がるのかという点です。食料廃棄物を処分するときに出る温室効果ガスなのでしょうか。その点について少し調べてみました。

食料消費において、生産、運搬、販売などのプロセスでたくさんの温室効果ガスが出てしまうそうです。しかし、食品が廃棄されてしまうと、その温室効果ガスの排出は無駄になってしまいます。

食料廃棄が少なくなると、食料の販売までのプロセスにおける温室効果ガスも削減できるということです。食料廃棄物を減らすということは食料の販売量を減らすということに直結しているのです。

保存期間を延ばすアプローチ

今回のような保存期間の延長を例に考えてみると、1日しか保存期間がない商品があって、需要の観点から一日10個売るとします。ある日、8個しか売れんければ、2個廃棄です。

しかし、保存期間が2日になれば、売れ残りの2個を保管し、次の日は8個生産するだけでよいのです。二日で20個生産していたものが18個になり、その生産過程における温室効果ガスが削減されます。

温室効果ガスよりもコストの削減

企業側からしたら、温室効果ガスの削減だけでなく、利益にならない生産のコストを削減することができるのです。食料廃棄物は最も意味のないコストの要因ということです。

サステナビリティな社会に向けて、廃棄物などを削減したり、新たな価値を生み出すことに研究がなされています。そういった技術はコストよりも大きな価値を企業や社会に与えてくれると信じています。

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