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入学後3ヶ月で 不登校になりました。 #5 IQ高いんじゃないですか?

こんにちは。
子供と「超」真剣に向き合う母NOAです。


現在、小規模特認校に通う小3の娘が
小1だった頃のお話です。

これまでの葛藤、変化を綴っています(^^)


前回の投稿はこちら⇩




不登校児の夏休み


夏休みに突入し、ナツコはリラックスして過ごしていた。

世間も夏休みだと、ナツコの中でも
『行くべき場所に行っていない』
という変な罪悪感をがなく
リラックスして過ごすことができた。


夏休みに入って安堵する娘の姿を見ると
『いってきまーす』と元気で学校に行き、笑顔で帰って来る。そんな当たり前の権利を奪われている気持ちになった。


ナツコが行きしぶり始めたころから、
『学校に合わせられる人間になってほしい』
と思ったことはなかった。


学校が、娘にとって良い環境なのであれば
毎日笑顔で行って帰ってこられるのであれば
それに越したことはない。

でもそれが違うのであれば
毎日行って、耐えて帰って来なさい!
とは思えなかった。

でも、一方で、
嫌だから行かないという選択でよいのか?
と思うことがなかったわけではない。

人生嫌なこともあるし
おかしいこと、理不尽なことも世の中にはある。

それをどう乗り越えるか
を考えるチャンスにもなるのではないか。

そんな風に考えたこともあった。

これは経験しないとわからない戸惑いなんだろう。




ナツコ自身が
『これが嫌』
『ここがおかしいと思う。』
『私はこうしたい。』
『だから私は小学校に行かないんだ』

そんな主張ができれば、分かりやすいけれど、
まだ6歳。
言語化できなかったからこそとても悩んだ。

原因が分からなければ、
適切な解決策を一緒に考えることもできない。

スクールカウンセラーさんに相談したら
何かヒントを得られるかもしれない…
そんな思いで夏休み中に相談の予約をした。



スクールカウンセラーからの一言


スクールカウンセラーさんへ相談へ行くと
最初から少しツンツンした雰囲気が漂っていた。


話しやすい雰囲気ではなかったが、
とりあえず一通りのことを話してみた。
その時、幼少期からのナツコの性格についても聞かれた。

探究心が強いこと
好奇心旺盛なこと
変化によく気付くこと
記憶力がいいこと

いろんなエピソードを交えてナツコの幼少期の話もした。


メモしながらギロっとこちらを見る。
そして話し終えると、一言、こう言った。


『IQ高いんじゃないですか?』



IQ…

ナツコは人よりも成長が早い部分があったし、
呑み込みが早いところがあったのは事実。

昔から
言われたことを素直に聞くというよりも
私はこうやってみたい。いい?
と言ってアレンジしてやることは多かった。


特に早期教育はしていないが、絵本と触れる中で自然と読み書きはできていた。

小学校で、ひらがなカタカナの練習が始まると、
簡単すぎる』
『もうできるのになぜ何回も書く宿題が出されるの?』
『やりたくない』
と言うこともあった。

でも、それが不登校の原因の一つなのかもしれない、とはこの時まで思っていなかった。


スクールカウンセラーさんは続いてこういった。

「今の学校教育はこういうもんですからね。
それに合わせられないんだったら
インターナショナルスクールでも行けばいいんじゃないですか?」

とても突っぱねるような言い方。
合っているか、間違っているか、でいえば、
間違ってはいない。

その子に合った環境の場所に行く
というのは確かにとても良い選択。
というか、そうしたい。

でも不登校になったばかりで
原因もまだ曖昧なまま。
IQの高さだけが原因なのか、も分からない。


そんな状態なのに
インターナショナルスクールなら娘は通えるの?
というのも正直疑問だった。

いろいろ相談したいことはあったはずなのに、
これ以上話そう、とは思えなかった。

まぁ、要するに、言い方なんだと思うが。。



環境合わないね、じゃあ別の場所へ行けば?』
というスクールカウンセラーの言葉は、もちろん不正解ではない。


うん、そうなんです。
学校変えたいんです。
って私も思っていた。


他の選択肢
があれば。

幼稚園のように特色の違う小学校がいくつもあって
自分に合っている小学校を選んで通うことができるのであれば、もちろんそれが良いと思う。


でも実際は?

選択肢が少なすぎる。
フリースクールはあったものの週一日。

選択肢が少ないからこそ
この学校で娘が通える方法をまずは模索したかった

スクールカウンセラーさんの考えでは
IQ高いかもしれない
学校合わないならインターナショナルにしたら?

その2つ。

それも参考にしつつ、娘の現状と依頼事項をまとめ、次は現場の教頭先生に話をしに行くことにした。


『学校は簡単には変わらない』
そんな現実を、分かっているようでまだ分かっていなかったこそ、この時は、
現状でできることを、まずは全部やりたかった。


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