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親子関係大荒れ時(4)

ストレス発生源を止める

相談する中で、しかしやっぱり長男との関係が良い時は良いが、しんどいと思うこともあるという話をしたら、そもそも周りから色々言われる事が発端になっている部分については、その状況を止めることが有効だと言われだ。

例えばこの言葉を言われると親もストレスになって子供に矛先が向いてしまうというものがあれば、それを止めた方が良いし、対学校なら間に入って相談所が代わりにNGワードを学校に伝えることが可能だと言われた。

そんなサポートの仕方があるとは知らなかったため驚いた。しかしこの時、学校の方は落ち着いていて、むしろ長男が良くしてもらっているのに不甲斐ないという悩みしかなかった。問題は対塾だった。

対塾でNGワードだからやめて欲しいという話を一度果敢にもやったことがある。他の子はもっと分量やってるぞ!と比較して叱るのは悪影響しかないと。でも全く効果がなく、今も言われる。

因みに「塾」という書き方をしているが、より正確には、ある特定の先生がやや強烈と言った方が良いと思う。他の先生は方針は同じでも、やりとりをしていてそこまでストレスに感じない。

他にも相談所に行く一年くらい前だろうか、長男の忘れ物が直らず何度も塾と家との間を往復させられる日々に、意識を変えてもらいたいと言われてもどうにもならず、さすがに発達のことに触れたことがあった。

診断は下りていないが、忘れ物、なくし物、整理整頓ができないのは、意識では治らないものかもしれないと。すると先生からは「発達障害などとは思ったこともありません。塾でのドラ(長男)君の姿をお見せしたいですね。」といかに授業中は立派かと返された。ならそんなに日々こき下ろさないでくれたらと思ったのを覚えている。

今も忘れ物があると長男は家に戻ってくる。容赦ない。意識で直すはNGワードですと言った所で効果はないだろう。

忘れ物をするからいけないのだが、これはいつ何時もどこにいようとも発生するため、介助がないと難しいと思っている。「鍵はカバンに入れたか?」「入れたよ」と言うから安心していたら忘れて行っているし、以前、英語教室でレッスン後に、直前まで使っていた教科書をそのまま置いて帰りそうになったのを見た時には、1秒前まで触ってたよね!?と驚いた。

長男はWISCで知覚推理が最も低かった。低いと言っても120台半ばだが、これが恐らく関係しているのではないかと心理士の方からは言われている。

(5)につづく