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今日のぼくの良かったところどーこ?(5)
小学校の面談で言われたこと
小学生になって初めての面談で、担任の先生より、次男は周りのことを良く見ているし、状況に応じて考えて行動できる、クラスの中でも相対的にそういったことが良く出来る子だ、と言われた。
確かに、持って帰り忘れた傘を、後日、自分のものだけでなく、兄の分まで持って帰ってくれた事があり、なんて気が利いているのかと驚いた。
宿題は言われなくても毎日忘れずに自分でやるし、学校からの伝達事項もしっかり伝えてくれる。
意外だったのは、我が家にとって次男は甘えん坊の小さな男の子の印象だったが、学校ではどうやら体も大きい方だし、次男なら色々知っていて、何でもできるだろうと周りの子から思われているそうなのだ。先生から見ても、他の子の方が幼く見えるらしい。
しかしそうすると、次男は分からないことがあった時に、印象を壊さないようにしなくてはと思うのか、「わからない」と言えないようなのだ。そんな時の次男の様子は、ただ不安そうに見えるそうだ。
それで、そんな気持ちでいる時に、教室内で自分より後ろに人がいる状態だと、後ろの様子が気になってそわそわしてしまうらしい。
先生によると、次男は「全体をよく俯瞰して見ることができる子」であるため、次男も全体が見渡せるほうが安心できるだろうとの計らいから、「現在わざと席を一番後ろにしているんです」と言われた。
そうすると、後ろを気にすることなく、前方だけに集中して、その中で自分が今何に集中すべきか判断できるようになるため、良い感じなのだそうだ。
ここまでよく見て下さっていることが心底ありがたかった。
ところでこのように、学校でも、時々「わからない」状態で手が止まっているようで、先生もパターンがまだはっきり分っているわけではないが、親の認識と同様に、情報が沢山あったり、多数のグラフや図から読み取って回答するような問題で手が止まっていることがあるようだ。
例えば学校のテストで左から〇番目、上から△番目に印をつけるという問題があったとして、キャラクターが別途「教室の中の自分の位置について考えてみよう!」と吹き出しでしゃべっていたりすると、テストで自分の席の場所を回答してしまったりする。
すごく気持ちはわかる。それに確かに紛らわしい。言われれば、「あー!そういうことか!」と分かるので、あと一歩、自分で何か変だと気づけるかどうかなのだと思う。
先生からは、もし家で学習していて、こうアプローチすると良いみたいな気付きがあれば教えて下さいと言われている。予め傾向がわかると授業でもアプローチを工夫できるし、先生としてもぜひそうしたいのだと言ってくださった。
恐らく、慣れの部分も大きそうであるため、過度に心配しすぎず、何度かやることで出来るようになるんだという自信を持ってもらえるよう、家庭でも寄り添ってやりたいと思っている。
(6)につづく