お金とは(マクロの視点)
Y=C+I・・・・・・これは、あまりに有名なサムエルソン博士の経済学の式です。
Y(国民所得)=C(消費)+I(投資)ですが・・・・・
もう少し、深く考えてみると・・・
Yとはなんでしょうか?
Yとはyield(生産物)の頭文字です。
つまり、国民所得(国民のお金)は=生産物の量ということになります。
ですから、国民所得を増やす、には、サービス業、医療介護事業、公務員などの、非生産者への政府支出を減らして、その減らした分も、生産者、土木建築、軍事、インフラ、などに、お金を使うことが、国民所得を増やし、税収を上げる方法だということが、わかります。
ですから、公共投資とは、一時的な景気刺激策などではなく、生産力の増大を追いかけるように、毎年、支出を増やしていくものだということがわかります。
こうして、国全体は豊かになっていきます。
ただ、生産力以上に有効需要が発生すると、インフレになります。
重要なのは、インフレになったからといって、金利を上げてはいけないということです。
物を生産するためには、生産設備が必要になるのですから、金利はできる限り低くしなければなりません。
多くのものが、消費または物が多くなると、社会そのものが変わります。
人は現状維持にこだわる物ですし、豊かになるにせよ、ストレスになります。
ですが、この痛みは、あたらしい世界、新しい豊かな世界への入り口なのです。
公定歩合は、引き下げなければいけません。