
トマトジュースのビール割りと塩ニラダレ冷奴
僕はレッドアイが昔から好きで、定期的に飲むようにしている。
飲みたい、じゃない、飲まなければならないのだ。
トマトジュースの濃厚なこくと、ビールの弾ける炭酸の軽さが同時に味わえる貴重な飲み物である。
どうしてレッドアイが、トマトジュースのビール割りがすきなのか、言葉で説明できない。
トマトの太陽からもらった無条件で笑顔になる甘み、それにビールを加えただけ、小細工はいらない、むしろ真剣に向き合うべきである。
この直向きな青年に。
そう、レッドアイは、まだ熟していない青年である。
青年の軽やかな力強さと、若く有り余った情熱だ。
その情熱を流し込む作業である。
今日、レッドアイに合わせるのは塩ニラダレの冷奴にしよう。
これは、まずニラダレを作る。
ニラダレも色々あるが、今日は中華顆粒出汁とごま油だけのシンプルな味付けで作ろう。
これが万能ダレになるから一度試してみてください。
ニラを細かく刻んでごま油、顆粒中華出汁を入れて少しの間置いておくだけである。
それを冷奴に乗せる。
さあ、始めよう、豆腐を崩して、にらダレと共に口に含む、するとどうだろう、ニラの独特の匂いがまず鼻にヒヒん、とやってくる。
そして、くさみとともにくる旨み、それに僕はノックアウトされるのである。
さあ、レッドアイでしっかりほぐした体に、冷凍レモンのハイボールを流し込め、流し込め、流し込むのだ。