春夏秋冬朝昼晩
俺は考えていた。
四六時中考えることで、何かを掴めるような気がしていた。
それは後になってみれば確かなことだったが、その時は何もわかっていなかった。
ただ闇雲に、一生懸命考えることで、悔いを残したくなかっただけだ。
ある時、頭の中がぱあっと明るくなった気がした。
閃いた、というのとは少し違う、徐々に近づいて、ようやく辿り着いたのだ。
長い、また細いトンネルを抜けて、俺はずっと考えることによって、そのトンネルを抜けることができて、視野がひらけた。
例えば宇宙の始まりのような、突然起こった爆発だった。
やがて花咲くために、俺は生まれてきたんだと思う。
誰もがそうだ。
同じような使命を持って、生きて考えている。
それは間違いない。
だから毎朝、4時台に起きて、俺はアウトプットし、インプットする。
世の中に何があろうが、変わらない。
俺の身に何があろうが、変わらない。
と、鯨の腹の中で呟いている。