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DKのあやふやで確かなリアル『いやはや熱海くん 1・2』

こんにちは!3日坊主は愚か1日坊主になりかけていたちぇりーです涙
(作品を読んだのは昨日だからギリセーフ…だと信じている。)

では、本日もいきましょう!

『いやはや熱海くん』 作・田沼朝 ハルタコミックス



「僕の顔が良いばっかりに……」
毎日のように女子に告白される高校生の熱海くん。
でも、彼が好きになるのは男の人でーー。

ナチュラルな台詞が持ち味の新鋭・田沼朝が描く、
モテる男子のままならぬ恋物語。

コミックシーモア より

「このマンガがすごい!2024」オンナ部門で3位を獲得し、最新3巻の発売も迫る、快進撃が止まらないこちらの作品。
非BL作品ではありますが、BLやブロマンスを想起させる”匂い系”の作品であるため、紹介させていただきます!

🍒ここがグッときた!

主人公の熱海くんや、彼を取り囲む周りの環境がなんとも言えないリアルさを孕んでいる事こそ、この作品の魅力じゃないかと思います。
「刺さる人には刺さる」の究極系だと、筆者はそう感じるのです。

色んな女の子から告白されるイケメンの熱海くんが好きなのは男の人。
しかも熱海くんはものすっごく惚れっぽいんです。

実際、読みはじめて、
「あーはいはい!この人と熱海くんの恋愛模様を描くのか!」
と思えば、一話時点で即失恋!!!!!

でも、失恋して終わりではなく、相手の先輩とは告白をきっかけにお家に通うほど仲良くなったり、また別の誰かに熱海くんは恋をしてみたり…。

一見浮ついた性格のようですが、人間って結局こんなものではないでしょうか。熱海くんの「ちょっと気になる」⇒「恋かも!」の気持ちの矢印が人間味に溢れていて、共感すると同時に熱海くんのことが愛おしくなるでしょう。

さらに、「恋」だけではない「名前のつけられない関係/感情」がとても繊細に描かれているのがこの作品です。
LINEでなんとなくしりとりを日々する友達、陽キャで苦手かと思いきやひょんなきっかけで印象がガラッと変わる先輩等。
当作品に登場する人々は、日常に溢れる無駄なようでなんだかんだ大切で愛しさを感じる出来事に気づかせてくれるのです。

熱海くんやその周囲の人々から紡がれる、「言葉にしないが確かな愛」や「ちょっとした生きづらさ」はきっと、貴方の心のモヤモヤもすくい上げてくれることと思います。


🍒この言葉が宝物級!

「なぁ 友だちとかあんまいらん人なん?」
(ちゃんと選ぶ人)

🍒こんな人にオススメ!

#ブロマンス #DK  #匂い系 #シュール #サブカル

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