空想党宣言⑦(スピードアップよりも快適通勤を)
(この物語は空想です)
まず、一句。
ジェイアール
通勤車両(通勤快速)減らしたら
新幹線駅 増えてます
コロナ禍でテレワークが普及したり、出生率が下がり、通勤·通学者が減ったといっても、まだまだ朝夕のラッシュは酷いものがあります。
皆さんは、今時の通勤ラッシュが緩和されない原因が何だか気づいていますか?
露骨に通勤列車の編成中の車両数を減らしたために問題が起きている都市があるそうです。
車内がギュウギユウ詰めになったり、乗れない人が出てきたり。
運転手も車掌さんも心が痛んでるのでしょうね。
減らすことを決めたのは、経営陣なのです。朝からヒドイ目にあっている人をみて、心が痛まないのでしょうか。
最近は、首都圏の通勤快速を減らし始めたみたいですね。
神戸の地盤沈下が顕著との情報が………ついに千葉までが………。何でもアメリカ式の時代、やむを得ないのかもしれませんが。
でも、いまだに新幹線建設を続けながら通勤客イジメをするなど……金儲けの権化となっているようで、実は近視眼であったという○○モーターのようにならないことを祈ります……。
定期券の運賃収入と閑散区間の新幹線収入を比較したデータや、新幹線の赤字区間のデータを見たことがないのですが、
JRは、優先順位の付け方、もしかするとあやまてり?と思います。
旅客の多い路線に資源を重点的に投入する必要があります。
不採算区間への新幹線整備よりも、通勤列車の本数増や快適性の改善を最優先にしたほうが客に喜ばれるし、新幹線建設費用や、不要不急駅の維持費用も減って却って利益があがるのではないかと想像します。
今のJRの状況は、以下の事例を想起させます。危機的状況を、迎える前に、経済原則に立ち戻る必要がございます。
ひとつ、現在の新幹線整備は、離島路線などの不採算路線を維持し続けた、破綻前のJALの状況を想起させること。
ふたつ、貨物輸送を除き、自動車の自動運転の普及により、鉄道の需要は、今後更なる縮小が予想されること。
新幹線網の拡大を一旦中断しないと、経営が傾くおそれがあるのではないかと危惧しますがいかがでしょうか。
最後に、それなら赤字ローカル線を真っ先に廃止すればいいのでは?という声が聞こえてきそうです。
鉄道会社の勘違いは、自身が究極的にはかつての国有鉄道で、いまも公益企業だということをわすれて、営利最優先としてしまうことなのです。
貨物を除くと、優先順位ナンバーワンは、通勤通学路線なのです。
日本を支えている。電気や水道くらい大事なもの……….。これからの日本を支える若人のための路線。
まあ、バスでもいいかもしれませんが。三セク化やバス転換は困難を伴いそうですが。
次に、ドル箱の山手線などの首都圏路線や新幹線路線です。ここでの儲けがなければローカル線が破綻します。
最後に夢のあるカシオペアなどの観光列車です。
税に加えて、通勤時まで、寡黙なサラリーマンに負担を負わせるな との叫びが聞こえてきます。
怨嗟の声、今時の鉄道会社に対する文句が、鉄道ファンゆえに他にもあります。
反響が万が一あれば、また書きたいと思っています。