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子どもの受験における父親の役割
子どもの中学受験にどっぷりと付き合った親の立場から、父親の役割について思うことを述べたいと思います。
あくまで一個人の感想ですが、何らかの参考になれば幸いです。
我が家もそうですが、家庭において、常日頃、子供と接する時間が多いのは母親。
子育てや家庭内の切り盛りは母親中心、という意味ではなく、そこは親として父親と母親が適宜に分担して行うのが基本だと思いますが、「相対的に」子どもとの接点が多い、という意味です。
子どものちょっとした変化を察知し、気持ちを理解し(理解しようとし)、心理的にケアし、細々と世話を焼く能力は、基本的に母親の方が長けていると思います。
残念ながらそう認めざるを得ない。
周りを見ても母親主体で子どもの中学受験に関与しているケースは非常に多い。
有名な何とかママは、「中学受験は母親が9割」という本を出しています。
すごいな…
父親としては、子どもに対し、
「あなたが心身ともに健康で受験勉強ができるのはお母さんのおかげだよ」と言い、
母親に対しては、「いつも有難う、何があっても大丈夫だよ」と言う。
それが本来の父親の役割かなと思うのです。
そして、塾や講習の費用、受験料を出すこと。
これ、大事ですね。
さらに、受験について余計な口をはさまない。
母親が家族の生活全般をフォローしながら、子どもの受験の面倒をみて、おまけに外で仕事をして…。
自分だったら発狂してしまいそう…
考えるだけでオソロシイ。
ワンオペでは無理だと思います(もし実践している家庭があれば心底敬服)。
我が家では役割分担しました。
父親母親がそれぞれが得意な事をやればいい、という考え。
いろいろな分け方がありますが、我が家で考えたのは、「勉強」と「それ以外」に分け、前者は父親、後者は母親としました。
これは原則で、必要あれば相互にサポートするという感じ。
なぜそうなったかというと、もともと子どもの受験に関心があって主導したのが父親の方で、母親は受験に対してはニュートラル、別に中学受験してもしなくてもいい、という考えでした。
父親は、中学入試問題をみて、小学生が解く問題には見えないけど、「こんな問題ができたらすごいだろうな、そんな仲間に入れたらいいな」、と思っていました。
だから子どもの勉強面を担当することにしました(無謀すぎ!)。
母親は、どちらかというと癒し系。
基本的に勉強面はタッチせず、家族の心身の健康維持と「和やかな雰囲気づくり」担当でした。
家庭により父親母親の関与の仕方について様々なパターンがあると思いますが、ウチではこうした役割分担はよく機能したと考えています。