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ちょっと面白い問題を見かけましたので取り上げてみたいと思います。

次の計算問題、

数に強い人ならば、一瞬で解けるのだという。

1 + 1/5 + 3/100 + 1/250 + 1/2000 + 3/50000 = ?

ひらめきませんね…。

そのまま、ふつうに計算すればいいのでは?

正攻法とは、分数の足し算をすること。

分数の足し算は、分母を共通化=通分しないといけないので、計算が面倒です。

でもコツコツやれば必ず答えが出ます。

慣れればそんなに時間はかからないです。

一方、算数の問題は、「解き方が一通りではない」ところがあります。

別のアプローチ、別解が存在する場合が多いです。

例えば、さきほどの計算問題。

「分数の足し算」の問題だと思っていると、正攻法しか思いつきそうにありませんが、「計算の仕方」にルールがあるわけではありません。

どういうことかというと、「分数の足し算をせよ」あるいは「分数で答えよ」という指定がない限り、どんな方法で計算してもいいわけです。

面倒くさい分数の足し算をしなくてもいい。

他にどんな方法があるのかというと、まず考えられるのは、「小数」で考えること。

さきほどの計算問題の分数をよく見ると、分母が全て5の倍数になっています。

だから、それぞれの分数は、キリがいい小数(循環しない小数)で表すことができます。

試しにやってみます。

1/5は、0.2

3/100は、0.03

そして、1/250は、0.004

1/2000はもちろん、0.0005

どうでしょう。

さっきまで、「無味乾燥な分数」の連なりに過ぎなかったものが、全く違う姿に見えてきます!

「数に強い人」からすれば、そもそも無味乾燥な数には見えていない、ということなんですよね…。

数に強い、のはセンスや素質の部分もあるのかもしれませんが、大切なことは、常に「別の方法がないか」を考えることなのかもしれません。

そういう目でみるクセを付け、考える訓練を重ねることで未知の問題を解く力になるのだと思います。

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