昨日とは違う自分を味わう
人によっては老いることをひどく嫌う人がいる。
生き物は生まれた瞬間から確実に死に歩んでいる。
若々しく見えていた人が突然、この実世界から旅立つ。
植物は淡々と生を全うする。
目覚めた時、あー今日も生きていた!
そう思うことはありますか?
若かりし頃、過労死なんてことが頭を掠めるほど激務だった。
朝目覚めると最初に感じること。
「今日も生きてた。」
休みといえば、月に1日か2日。
遅くなった夜は通勤が2時間近い自宅まで帰るより近くのホテルに泊まる、なんてこともしていた。
それができたのは仕事が好きだったから。
当時入院していた母より先に死ぬかもしれない、そんなことも考えていた。
今は在宅勤務で、自分なりのペースで進めていける。
今朝、散歩をしていて昨日とは違う感覚を覚えた。
日中は仕事になるので、その変化を味わってみよう。
ひとつひとつ、老いるとは違う魂の目覚めを感じた。
これからゆっくりと味わっていきたい。
カラダ、ココロ、魂。
それを見つめながら、大切に時を過ごしたい。
香坂 秋
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