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ブッダ・心のことば ウダーナ第2章5 在俗の信者の経  わかりやすい版

2 ムチャリンダの章
2.5 在俗の信者の経(15) 
 
  世のなかの人はしがらみで、どうにもならない
  お金や名声があると悩み苦しも抱えている
  あるがままを、よく学び見つめているひとは
  自分のお金や名声から楽しみは感じない
 
 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。
 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、イッチャーナンガラ村の在俗の信者が訪ねて来なのです。
 在俗の信者は、サーヴァッティーは、その用事を済ませて、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)した。
 お釈迦様は、話しかけた。
「あなたは長い時間かかって、ここにやってきたのですね。」
「尊き方よ、わたしは長いあいだかけて、お釈迦様にお目にかかるため参りました。あれやこれやと用事があり、忙しくありまして、お釈迦様にお目にかかることが出来ませんでした」
 
    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
解 説
 荷物を重たく引く人と、軽々と荷物を引く人との違いは、執着するかしないかです。
 執着が強いと、重たい荷馬車を引いているような人生になり、執着の少ない人は生きる重さを感じることがない人生になります。
 影が体に付いてくるような、軽やかな人生になります。

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