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ブッダ・心のことば ウダーナ第2章3 棒の経  わかりやすい版

2 ムチャリンダの章

2.3 棒の経(13)  
 
  幸せに生きたいだけの命を
  棒で傷めつけたら
  幸せに生きたいだけの自分は
  死んで生まれ変わっても幸せになれない
 
  幸せに生きたいだけの命を
  棒で傷めつけないなら
  幸せに生きたいだけの自分は
  死んで生まれ変わっても幸せになる
 
 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた
 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、大勢の少年がサーヴァッティーとジェータ林とのあいだの道で、棒で蛇をいじめていたのです。
 お釈迦様は、朝早くに衣を着て鉢と衣料を手にとってサーヴァッティーに托鉢のために入り、大勢の少年が、サーヴァッティーとジェータ林との中途で、棒で蛇をいじめているのを見て
 
     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 解 説
 なぜ殺してはいけないのか、理由はどうあれ。他の権利を奪うことはいけません、ましてや、他の命を奪ってはなりません。
 自分が「生きていたい」「殺されたくない」のと同じくらい、他の命も「生きていたい」「殺されたくない」のです。
けして、他の命を奪ってはなりません
 

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