必殺仕事人
シリーズ17作目。中村主水のシリーズとしては7作目になります。
仕事人=必殺、の顔となる第一作目です。
近頃ではジャニーズ事務所に入らないと仕事人になれない縛りがありましたが、昭和までの必殺仕事人シリーズでは、そんな人はひかる一平だけでした。
第一作の「必殺仕事人」は80話を超える番組で、お茶の間に認知されたお化け番組。人気の三味線屋は次の「新・必殺仕事人」からの登場になります。ただし、飾り職の秀は1作目からの登場!
長い番組ゆえ、番組内でメンバーチェンジが幾度かございました。
元締めも三人変わった。
とくに二代目元締め。あの仕置人の藤田まことと、からくり人の山田五十鈴がタッグを組む。それだけで、昭和の必殺マニアは悶絶歓喜でございました。その後、新からⅤまで、おりく役で山田五十鈴は続投してくれました。
殺しのメンバーも派手で綺麗な飛び道具なんかない。
秀だってかんざしじゃなかった。
そのかわりドラマ性に力の入った作品でした。
殺しのテーマも切ない曲でした。
この作品が成功しなかったら、シリーズ打ち切り。それくらい低迷していた視聴率が、一気に挽回。その後の主水シリーズは「必殺仕事人」と冠され、もう仕置人だったことは遠い昔のこととなりました。
「必殺仕事人Ⅳ」の頃に劇場版がシリーズ化され、「主水死す!」まで6作品上映されました。
テレビシリーズは
「必殺仕事人」
「新・必殺仕事人」
SP「仕事人大集合」
「必殺仕事人Ⅲ」
「必殺仕事人Ⅳ」
「必殺仕事人Ⅴ」
「必殺仕事人Ⅴ・激闘編」
「必殺仕事人Ⅴ・旋風編」
「必殺仕事人Ⅴ・風雲竜虎編」
年数回のSPとなり
「必殺仕事人激突」
となりました。ジャニーズのはカウントしません。昭和のおじさんは認めてないもん。むしろ、それのせいで「剣客商売」撮れる時間がなくなりましたから恨み節しかない。
中村主水が去った日本の時代劇。
悪を討つ仕事人が恋しい今日この頃です。