郵便料値上げとホンネとタテマエ
郵便料金の大幅な値上げ方針が12月18日に示された。
ハガキ 63円⇒85円
定型封筒 84円⇒110円
郵政民営化と利益の優先を念頭に置けば、
こういう未来予想図は
いつか現実になるという予想もつく。
それを承知で、馬鹿みたいに小泉をヨイショした官民の軽挙が、いま現実になった。仕事があっても雇用が追いつかないこともそうだろう。非正規のスパイラルが岸田政権の棒読み政策で直撃されている感がある。
いやなら電子メールですましなはれ
ということなのだろうが、手書きのぬくもりにまさる手紙はないのですよ。
そも、郵政民営化と元気に叫んだところで
郵便法が存在する以上は営利目的で廃止もできず、よって郵便料を値上げしたところで果てしなく黒字になることはない。
JRになって赤字路線を廃止している鉄道のように
過疎地だから配達しない。気付を預かるから町まで取りに来いと云えないのが郵便のホンネ。
土曜日休配で人員を平日に回してというタテマエも、現実には存在していない詭弁らしいし、値上げの理由にもされたくない。
年賀状も今年で終わりです。
という人も、少なからず多いように思う。そうしたいのかな。
政治家が国家100年の計を論じることもない。
国民も場当たりな欲得としがらみと忖度とマスメディアの扇動で投票。
ツケはだいたい20年後。
いま、小泉のツケがど真ん中というところですね。
もっと俗物的に云わせていただければ、
年金暮らしの高齢者が、
互いの安否を年に一度の確認であるセレモニーも年賀状に込められている
んじゃないかと思うんだ。
それ、メアドも携帯も持たない高齢者だけのツールなんだよね。
気持よく値上げしすぎだよ。
でも、想定通りの値上げが実現しても2026年度には再び赤字となる見通しだと総務省は公言している。その頃に、また値上げか?
郵便。
滅ぼす気か?