そこそこ読書 「言葉」があなたの人生を決める 苫米地英人 著 マーク・シューベルト 監修 その2
第2章を読むことが出来たのでその感想を書いていきたいと思う。第2章では言葉の大切さを説いている。
自己啓発系の話でとっつきにくく疑い深くなる点として、宇宙という単語が出て来ることだ。本文中にも出て来る。
その時点で胡散臭く感じてしまう人は少なくないのではないだろうか。スケールがあまりにも大きすぎて想像がつかないかもしれない。
私個人として、物理法則と読み替えている。物理法則を否定する人はいないだろう。それが熱したフライパンで朝食を作る事だろうが、太陽の発熱だろうが変わらない。
物理法則の原理として連動している。誰かが車で物を運ぶように、風が吹いて雲を運ぶのも変わらない。手元に商品が来るように、雨雲を運んでくる。そして大雨になれば運搬の遅延が発生するかもしれない。
お気づきの通り風の流れが雲だけではなく私達の生活まで繋がっているのもまた事実である。
スケールの大きさに戸惑うかもしれないが、それがただの一つの事実であると思っていただければ抵抗感は少なくなるかもしれない。その上で、書いてある内容を判断すれば良い。
言葉とは一番身近な物理法則ともいえる。ただ、本で紹介されている「言葉」は私達が使っている書き言葉とか話し言葉以上の意味を持っている。言語化されない「態度」もまた言葉であると。
不機嫌な人は何かを発するわけではないが、近寄りがたいだろう。それも現象として力をもっている。
さて、話の本筋は自分とは何かだ。これまでに(特に幼少期だと予想しているが)実際に言われた言葉や態度等によって自分自身が出来上がっている、というのが前提にある。自分の意思で決めていると思っている人は多いだろうが、実はそうではない。
改めて意識するのは難しいだろう。だが、変える方法はいたってシンプルである。それ自分が使う言葉を変える事だ。
シンプルと書いたが、ただ使う言葉だけを変えるだけでは無理である。その為には順を追って訳を理解していく必要があるので第1章から読み進めていく必要があると感じた。