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喫煙所でのコミュニケーションというものについて

喫煙自体は悪ではない。それは職場でも同じことです。元来煙草は嗜好品であるし、仕事においてもそれ以外でもひと息入れること自体はとても大切です。

が、タバコ休憩と揶揄されているとおり、時間も守らずだらだら吸ってるようなサボりがいまだ多いというのもこれまた事実。悪と評されるのも仕方がないなと思う部分もあるわけです。

喫煙者としてちょいと見過ごせんぞと思われるのであれば、まあ給湯室あたりに置きかえてお読みいただければ。


ビジネスにおいて、喫煙所とは

ビジネスにおいて喫煙所は「第二の会議室」などとよばれ当事者を差し置いて意思決定がいつの間にかなされてしまう、ある意味地獄のようなスペースでもあります。

コミュニケーションが円滑になる等のメリットはわかります(私もお酒は好きですしね)。ただ、時間を守らないのと大事な決め事を勝手にされてしかも連絡がなかったりするというのは非常に問題です。


喫煙所は会議室などではない

商談や打合せの席でろくすっぽ喋らないのに喫煙室ではやたら饒舌な人がいます。学校に置きかえると授業で一切発言しないのに休み時間だとよく喋る、そんなところでしょうか。

しかもそこで、受注の成否や金額に関わる大事な情報を口走ったり勝手に話を決めてしまって、なぜか終わったものとしてしれっと先に進められたりすることがあります。
ビジネスにおいては大チョンボですが、やらかした当人たちは実に満足気です。


雑談が大事なのはわかる

雑談が大事なのは確かです。しかし商談や打合せは雑談ではありません。本来喫煙所でない場所でやるべきもののはず。
雑談は雑談でわけて、休憩タイムの範囲内で済ませるというのはそう難しいことではないはずです。

喫煙所でうっかり口を滑らせて100万単位の損を被るかもしれないというのに、1000万のうちの100万ぐらい何でもない、話を前に進めて決めることが大事なんだと簡単に言ってこられることすらあります。

本当に赤字になって次に繋がるとか意味不明の出まかせを言って逃げたところで、あいにく次などありません。
ずっと赤字でやり続けるか撤退を余儀なくされるかの二択が関の山でしょう。


除け者にするなら、わたし外れてもいいっすか

非喫煙者を除け者にして喫煙者だけで勝手に物事を決めるなら、最初から話に入れないでいただきたい。
時間の無駄どころか、居ない場所で決まったことの責任だけおっかぶされる分むしろマイナス。まっぴら御免です。

それは困る、私と貴方では部署が違う、お互い協力しましょうなどと言うのなら、なおさら喫煙所で何か決め事をするなんてあり得ないはずなのです。


自分自身の信用のために

既にお分かりのことと思いますが、吸うな休憩するなと言うつもりはありません。ただ、弁えてほしいのです。

弁えない喫煙者がいる限り、全体で見れば肩身が狭くなるのはやはり必然。そしてそうなってからでは取り返しがつきません。
きちんと時間を守り分煙している喫煙者たちにとっても迷惑な存在になってしまう前に、節度をもった煙草休憩を心がけていただきたいものです。

それは喫煙以外においても同じ事が言えるでしょう。

時と場所を考えようというお話。

全ては、ほかでもない自分自身の信用の積み重ねのために。

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