ヤマ アヒンサー(非暴力)について
今日は
『ヤマ アヒンサー(非暴力)』について
前回の続きです。
アヒンサーとは
自分自身、他人に対して暴力的であってはならないという事を意味しています。
生き物を傷付けない事はもちろん、
傷付ける意図を持たないという意味も包括しています。
『インテグラル・ヨーガ』
(ヨーガ・スートラの解説書。日常を快適に過ごすためのヨガの知恵が載っている書籍)においては
「アヒンサーに徹した者のそばでは、
すべての敵対が熄む」
と著されます。
これは思いと言葉と行為において
アヒンサーを実行する事で、
人格全体が調和的なヴァイブレーションを放射すると説かれており
ヨガのポーズを通して身体を痛めないように、
自分も他人も大切にしマインドも大切にすること。
身体も呼吸も、
尊重するように整える意識を持ち
動作することの実践により
この教えを体現に近づきます。
無理してポーズを取って
体への負担を掛ける事は身体への暴力
苦しい呼吸をすることは
呼吸への暴力
日常生活でも
そんな暴力を振るっていないでしょうか?
アヒンサーはヤマ全体、そして
八支足全体のベースになっている事からも
なくてはならない土台の教えと言えます。
暴力的でない身体の使い方、そして
暴力的でない呼吸は
他人の身体、呼吸をも自然に落ち着かせる事が出来ます。
完璧でなくて良いです。
一日、一度でも意識出来れば良いと
そんなつもりで行動していけば
教えの体現による心の穏やかさが
生まれるでしょう。
今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます。