たらちね怪談 を読んで
怪談好きで末っ子がこの書籍の感想を書かせていただきます。
・たらちね怪談
・竹書房
著者様。タイトルを表記しつつ感想をネタバレ含まない様に、気を付けて短く載せてます。万が一、そういうのが苦手なら一旦ストップしてください。けど、読んでもらって面白い。と思えるように頑張って書いてます。
この本に載ってる皆様には尊敬しかないです。読みにくかったらすみません。
蛙坂須美様
・狂女乱舞
体験者様と怪異の出会いがインパクト強かったです。怪異の行動が。それと出てくる条件は分かるようになるけど、最後に「あ。こう呼んでるんだ」ってなりました。そこはゾクッとしました。
・ははでなし(一)
当時の時代背景を思いつつ、そんな労働環境でも変わった同期がいて。その職場に母親が伺う。わけわからない怖さですね。誰が貼ったの?なんで見えたの?って言う・・。
・ははでなし(二)
この怪異は地域ならではの。って感じのお話で好きです。田舎者なので。一定のご年齢の方が知ってる。と言うか。けど上司さん達も知ってるっぽいですね。今回の件で体験者様もそう思うのかなぁ。
雨宮淳司様
・割れる
シンプルに凄いんですよ!このお話に出てくるお母様が。怪異と言うか・・。語彙力無くて申し訳ないですが、凄いんですよ!読み進むにつれて「ああ!」と腑に落ちていくんですが・・・。とどめが・・。やっぱり、見てくれてるんだろうなぁ。
加藤一様
・処理落ち親子
怖いんですよ。体験者様のお母様とおばあ様のシンプルなお話。それって過去の経験から呼び起こされるモノなのか?『誰かが教えてくれるものか』って思いました。
神沼三平太様
・ぐるぐるぐるぐる
タイトル秀逸ですね。好き。男性が絶対に出来ない経験。怪談ですが切ないなと感じました。体験者さんの想いを大切にしたい。
・線路沿い
体験者様の職場で「視える」「聴こえる」怪異でしんみりしたんですけど、最後の上司さんの台詞・・。悲しくもあり本質ついてる気がしました。
・青い卵
この話。めちゃくちゃ凄い。体験者様のお母様に何があったんだろう。青い卵の事をなんで知ってたんだろう?違和感を感じた数年間のやり取り。そりゃ、卵の中身が気になりますよね。時間は経って母との再開で同時に青い卵について思った事にゾッとしました。怖い!
高野真様
・始末
お母様の行動の原因は心理的なものなのかな?体験者様のお気持ちもわからんでもないんですが、なんで繰り返されて最後のあれがでてきたのかなぁ。ってのが凄い不思議なんですよね。この怪異。
・親心
この怪異は体験者様だけならまだしも・・。ほのぼのしてたのに。だから引っ張られた時にダメージデカい。で、重ねてしまう。って言う。怖いです。
しのはら史絵様
・ぷよぷよ
体験者様の怪異が怖いというよりも「???」って感じだったんですが、ご家族も周知の事となり何かを知っているおばあ様も。ただ、全てを仕組んだのは?色んな事がシンプルになるとゾッとしました。どこからが始まりで、いつが終わりなのか?体験者様にもう何も無い事を願います。タイトルは可愛いですけど・・。
橘百花様
・本当の事は分からない
こちらの怪異。凄いシンプルで怖いんですよ。ご両親の話を聞いた時にお母様も同じ思いをしてたけど、知ってる様なのでその分怖かったんだろうなぁ。って思いましたし。謎が残る。けどそれがいいんです。
・ 一か月
この怪異って、体験者様のお父様は絶対に経験できない。のかなぁ。と思いましたし、普通に読んでて頭空っぽで読むタイプなのでちょっとした異変を感じ取れなかったんですけど。私が。なので「その一言」でゾクッとしました。
・四葉のクローバー
良い怪異ですね。お母様の想いが全部を飛び越えてそうしてくれたって思いました。素敵なんですよ。男は「こいつなんやねん。そんなんだから自業自得だわ」って思いながら見てましたし、タイトルも好きです。
つくね乱蔵様
・育ての母
この怪異は、体験者様の多感な時期に色々あって、凄い同情してしまいました。もちろんダメなんですけども。親父がむかつきます。で、押し付けた側になんも無くて体験者さんがこんな思いを。とは思いましたが、ただ知ってる。覚えてるのは体験者さんの事なんだよなぁ。
・泣く子も黙る
体験者様の状況に共感される方は多いのではないのか。って思いながら読んでました。そう言ったニュースが地元でありましたし。最善策は見つかりましたが、怪異にも見つかりました。怖い思いをされたのは不憫と思いました。体験者様へではなく。優しさだったかなぁ?最後の一文で胸が締め付けられてしまう・・。
・夫婦水入らず
体験者様のお母様。強い人です。護る。頑なに断ってたし。過去の想い出と最後の想いと言いますか。体験者様がそう思うのも仕方ないですね。親父ムカつきました。
内藤駆様
・許していない
体験者様の職場での怪異。良い顔してるからのソレがあると余計に・・。息子さんは・・。
・蚊柱
体験者様のお母様は何があったんでしょう?このタイトルの怪異と呼んでくれた声は同じだったんでしょうか?不思議な怪異だなぁ。って思いましたが、体験者様の悔しさ。そうなりますよね・・。
・帰り道
甘酸っぱく読んでました途中まで。体験者様、凄い頑張ったなぁとか目が合った理由を把握した時、電話で聞いてる時。幸せになってほしい。試してたのかなぁ・・。あちらのお母様。違うかなぁ・・。
・ごめん、ママ!
体験者様以外にも確認されてる怪異ですね。何したんですかね?けど注意していると言うよりも、何か違う感じが。移動の際の表現が怖いです・・。
・小さな母性
確かに体験者様の体験談もそうですよね!良い怪異ですね。口角が緩んでしまいました。素敵。
ねこや堂様
・増える
体験者様のこの怪異。最初は「ん?」って思ったんですよ。最後の最後で「えーーー!」って。びっくりしました!!その怪異見てみたいって思いました。後、捨て台詞吐く人が捨て台詞含めてダサかったです。
服部義史様
・深い愛
体験者様の幼少期を思うと胸が痛いし、そういう選択も選んでしまいますよね。そこを守ってくれた怪異。タイトル通り!って思ってましたが・・。
最後凄いです。
・天を駆ける龍
これは凄い怪異ですよね。条件を知ってしまった時もそんなつもりもないし、タイミングも・・。この龍ある意味残酷です。
・母の愛
うわぁ・・。って引き気味に読んでたんですが、え?え?それもそのため?って軽くパニックになりましたね。この怪異はなんでそこだけを・・。たまたま?そうしなきゃだめだったんだろうか?不思議です。
久田樹生様
・糾えるー怪奇ルポタージュー
『ねっ』
不思議なんですよね。通りすがりにしてはえぐい怪異です。
『あーさーん』
なんでそうなったんだろう。って思ったけど、言霊。を思いだしました。
『葬儀にて』
人望がある人ってちゃんと理由があって。それを卑下したりするとこうなって当たり前ですし、けどその状態になっても願いが叶えられなかったけどそのままが一番いい復讐では?
『どうなった』
同一人物では無いというのははっきりしていて、自分だけは分かるけど・・。何をしていたのか?
『伝え聞くところによると』
家が続く。って大事な事であり、名士とか有名な方の血筋。地方に行けば行くほどそれは強くて当たり前のイメージなんですよね。ただ、助け船を一笑に付すのは・・。
・道
そういう人っているんですよね。って言う気持ちと引っ張られてるのでは?と思う気持ちです。この方の人生には何があって、なんでこの方が選ばれなきゃいけないのか?数多く人間がいる中で。
ひびきはじめ様
・鬼灯
体験者様とご親戚の方のお話なんですが、怪異ですが寄り添ってくれて怖いというよりは「こういう感じがいいな」って言う怪異ですね。時代考えても素敵です。
・母猿
この怪異は、お話を読み終えた時に頭がガツン!!ってやられました。特に怪異よりも最後の一文。怖いよりも自然の凄さに・・・。
はぁー。凄い。
ホームタウン
・橋の上
この怪異。って体験者様の気持ちが凄い伝わるんですよ。夕方ってそんな感じだと思いますし。そして納得するんですけどお母様は既にその時に・・・。って事なのかなぁ?って思います
・ママとジョン
こちらはお姉様がなんでそういう考えに至ったのかなって言うのと、ゆっくり壊されていく日常とお母様が怖くて、戻ったかと思ったら・・。ジョンなのかなぁ?
松本エムザ様
・3047グラム
お母様凄い!って言う怪異です。やはりそう言う事だからお母様だけが気付き得たのかなぁ。
・母は何故
体験者様の怪異を読んで、ああ。大人になってからも見てくれてるんだって思うのと、男・・・。
・流れる川
こちらの怪異って、待っていて親切心を利用して・・。って最初思ってたんですが、タイトルとか考えるとそうじゃないんだろうなって思うようになりました。
・医者と政治家
こういう争いってそう言う事が出来る人が行って・・。この怪異って体験者様の考えをしたくなりますよね。え。けどそういうことなのかな?
三雲央様
・帰路
日常的な会話や思い出って覚えてるのはごく最近のものばかりだったり、大人になると先の事は不安になる方が普通と言うか。体験者様の怪異は日常だけど非日常で、個人的な感想ですがお母様が話したかった思い出なんだろうなって思いました。
渡部正和様
・瞼の母
怪異に気付いてからって家族に相談した方が良いんだろうか?悪いんだろうか?って考えても「人による」ってのが答えですよね。こちらの体験者様の怪異はしても答えは出ずに、余計にモヤモヤしてしまって更には責められる。って言う。何をしたんだろう?
・吊り橋
怪異の時代背景や場所、体験者様のお話。好きです。悲惨な事件の舞台が高所恐怖症なのでゾクゾクはするんですが、怪異に晒されない一部の条件が印象的です。
川奈まり子様
・娘のお守り
何か強い思いがあってそこに行く。いや呼ばれてるんですかね?怪異は見えない一枚隔ててるだけなのかな?体験者様がこのお守りをどう思っているのかが解る一文がすごく好きです。
・出窓
体験者様のお母様、凄い反対を押し切って・・。家の中での騒音や悪夢とかは共有されていたのかなぁ。と思いましたしお母様は分かっていたんだろうなぁ。それとその日の意味を。
郷内心瞳
・三母の一 忌母
体験者様とそのお母様には申し訳ないけど、自身の母親がそうなると凄い嫌ですね。その辛い思い出のある場所で怪異に遭ったんですけれども、どんなお気持ちで言ったんだろうか。帰ってきた家族に。
・三母の二 創母
この怪異凄いんですよ。想い続ける事が形になる。この場合はしたのか。いや、怖いです。間宮夫人で脳内再生されました
・三母の三 災母
体験者様のお母様って、若くして出産されたので体験者様が凄い支えになってたんでしょうね。成長しても親と子供。が色んな方向に伸びていったけど、体験者様が先にお母様より大人になってしまうのでこうなったと思います。
母。母親。お母さん。ママ。呼び方は様々ですが女性であり親です。
この怪談文庫を拝読させていただき、たくさんの怪談が世の中にはあるんだ。って思いましたし、たくさんの人生が・・。
語彙力は少ないけど、感想文にさせていただきました。
先生方へは敬意しかないのです。けど、何度も言う様に語彙力が・・。
なので不快に思わせてしまう部分がございましたら大変申し訳ございません。
たくさんの素晴らしい怪談ありがとうございました。
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