クイーンズ・オブ・フィールド(2019🇫🇷)
原題: UNE BELLE ÉQUIPE(2019、フランス、95分)
●監督:モハメド・ハムディ
●出演:カド・メラッド、アルバン・イヴァノフ、セリーヌ・サレット、サブリナ・ウアザニ、ロール・カラミー
ユーロ2024開催に乗っかってヨーロッパ映画を観ていこうシリーズ。
北フランスに位置する小さな町、クルリエールを本拠地とするサッカークラブの全選手が試合中の乱闘で出場停止となってしまう。
このままではリーグ降格になってしまうというクラブ存続の危機に対し、残り3試合をその選手の家族や妻たちなどを含めた女子チームで乗り切ろうというとんでもないアイデアが浮上し、監督のマルコはしかたなく選手を集めるのだった・・・というストーリー。
なんだかありそうでありえない絶妙なラインをついた設定。
しかし仲間集めはわりとあっさりと進んでいく。
映画のメインとなるのは明るいフランスの女たち。ロッカールームでもランチタイムでもみんなが旦那の悪口や下ネタでギャハハと大盛り上がりになっているところが面白い。
みんなの練習後のシャワーが遅すぎて監督が待たされてるシーンも笑った。
選手たちそれぞれがサッカーという共通の目的で集まっているものの、年齢や職業、抱えているバックボーンはそれぞれで、しかしだからこそ一つの目標のためにまとまっていく姿は見ていてすがすがしい。