若くて悪くて凄いこいつら(1962)
若くて悪くて凄いこいつら(1962、日活、86分)
●監督:中平康
●出演:高橋英樹、和泉雅子、和田浩治、山内賢、清水まゆみ、葉山良二、北林谷栄、宮城千賀子、細川ちか子、草薙幸二郎、嵯峨善兵、弘松三郎、武藤章生、小泉郁之助、野呂圭介、片桐恒男、青木富夫、星ナオミ、相馬幸子、花村典昌、高野誠二郎、久松洪介、衣笠力矢、三樹高雄、神山勝、光沢でんすけ、榎木兵衛、伊丹慶治、進千賀子、有田文子、久遠利
タイトルのインパクトで見てみたシリーズ。
これまた小学2年生が適当に考えたみたいなタイトルで実に良い。
ストーリーは親の遺産で暮らしている高橋英樹を筆頭に裕福な大学生たちが、悪い大人たちを懲らしめるという、一言でまとめるとこんな感じ。
『東京騎士隊』を観て以来清水まゆみのファンということもあり、彼女目当ての鑑賞でもあったが和泉雅子(当時15歳!)がかわいい。
ご本人の性格もそんな感じらしいが「ちくちょー!」とか「バカヤロー!」とか男勝りな感じが実に可愛らしい。
「惚れてんなら惚れてるらしくあたしの言うことを聞きなさい!」っていう台詞も全く嫌味なく爽やかに響き非常に気持ちがいい。
そんな彼女がキスまで迫って来てるのにそのまま抱き上げて水風呂に投げ込む高橋英樹……。
一方の和田浩治は映画が始まるなり和泉雅子をレイプ未遂して失敗した挙げ句「おれはもう童貞を捨ててえ!相手は60のおばあちゃんでもいいぞ!」などと叫んでいる。
その後も普通につるんでいるので、関係性がよくわからない。
前半の方では着替えるシーンで一瞬だけブラ姿が見える。
清水まゆみも和田浩治と葉山良二の決闘を止めるためなぜか一枚ずつ服を脱いで投げつけるというシーンで下着姿になっているが、当然と言えば当然だが当時の下着にはセクシーさはまるで無くグッとなるほどではない……
ストーリー自体にメッセージ性はなく、支離滅裂で刹那的な若者の姿を焼き付けた映画という印象。
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