☆『醜いアヒルの子が「同時に」美しい白鳥だと気づくことが愛の錬金術になる』！

質問・彼とは大学時代から６年間交
際しています。

　真面目な性格で地方公務員になり順
調にキャリアを重ねていました。

　私はアパレルに就職しましたが、毎
日予想以上の激務の噂を上回るブラック
な状態なので、彼との結婚を契機に退
職しようと考えていました。

　専業主婦になって安定した安心な生
活を送ることが夢でしたから。

　実は私は実家が自営業で貧しく大学
は新聞奨学生として通いました。だか
ら、借金もない代わりに、キャンパス
ライフも楽しんだ思い出もありません。

　彼とはゼミで知り合いました。今の
就職先は誰もが知っている上場企業です。

　女性なのに新聞奨学生を４年間務め
たことが評価されて採用されたんです
が、売上げ目標が厳しく同期の半分近
くはもういません。

　今は店長になり、超激務の毎日なの
で結婚してやっと平穏で幸せな生活を
過ごせると胸を弾ませてたのに。

　彼が突然民間の外食企業に転職する
と言い出したんです。そして『何年間
かノウハウを学んだら自分の店を出す』と。

　真面目な彼に自営業が向くとは思えません。
　
　彼の誠実で一本気な性格が父を見て
いるようで好きなんですが、その半面
抵抗と不安を感じています。

　私はこのまま結婚したらいいのか迷っ
ています。どうしたらいいでしょう。




　叡空・あなたは若いのに様々な人生
の辛酸を舐める体験をしている。

　『今は少し疲れて視野狭窄』になっ
てきているのは無理もないことだが。

『貴重な魂の財産となる感覚を短期間
に蓄積した』大いなる存在の意図が実
は在る。

　『今のあなたに観えないだけ』だが
おかしいくらい明確な｢光の種が芽を出
してきている｣。

　人生が魂の芸術たるゆえんは『醜い
アヒルの子が白鳥であり、芋虫が蝶に
変わる』存在の歌にある。

　逆のケースも一方ではあり『｢それ｣
は循環・流転する』。

　以前も話したが『思考は今の状況が
ずっと続くもの』と考える習性を持つ。

　『よいと思える状態も悪いと思える
状態も同じに』。

　そのことを多くの人達が『日常で意識
することがない』。現象世界で別れのな
い愛がないことを恐れるように。

　禅の『一期一会は｢今ここに在る光と影
の瞬間｣を意識した愛の想い』であり姿勢。

　醜いアヒルにも美しい白鳥にも執着する
ことなく『ただ今』の生を味わうだけ。

　あなたは家が貧しく新聞奨学生で苦労し
たと『現象世界の一点の事実』を自己にとって
受け入れ難い闇だと｢現時点では考え評価｣している。

　しかし、結果的にそのことが評価されて
上場企業に就職できた。

　あなたは現在アパレルの店長で激務に
ストレスを感じている。
　
　この体験が大いなる存在の視点から観ると
｢彼との愛を育んでいく上で必要な
✧✧✧✧✧『闇から覗く光』に観えている。

　恋人の決意は✡『偶然ではない』。

　それは｢永遠の大河の流れのなかの
✡予定調和｣』だから。

　あなたがゆったりとした平穏な暮らしを
希む願望は叶うだろうが
✡マインドが｢望む時期とは異なる」だろう。

　あなたは『マインドの望みではない
✧✧✧✧✧ハートの希み』にただ耳を傾ければいい。

　愛する人の歓びが『あなたの魂と
共鳴した願い』だから。

　歓びに溢れた豊かな人生とは『笑いと涙、
そして愛が湧き上がる｢存在の四季｣を感じる』ものだ。

　寒い冬だけでも暖かい春だけでもない『移
り変わる季節循環』が生のキャンバスに彩り
を増しアートに変える。

　　　　　　　　　だから

　あなたは何も恐れず『恋人の想いに
身を委ね、今在る愛を信頼すればいい』。

　　　　　　　　　やがて

　『マインドの不安と闇は感謝の祈り
で光』となり消えていくから。

　その時、あなたが不安に感じていた真面目
なカエルが、実は勇敢なプリンスだったこと
に｢初めて気づく｣。

　愛の錬金術の『真水循環法則』を識って。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌