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働きながらUoPeopleでMBAを取った話-何故UoPeopleでMBAを取ったのか?

こんにちは。Abyssと申します。
この垢として初のnote作成となります。

まずは簡単に自己紹介をさせてください。

  • アラフォーサラリーマン。

  • 外資系企業に勤務。

  • 2021年4月より、UoPeopleのMBAコースに入学。

本当に簡単すぎてすみませんwww
この度、私事ではありますが、最後のコースを既定の成績で終え、UoPeople MBAを無事卒業できる運びとなりました。

ここまで来るのに2年弱、本当に長かった・・・。しかし反面、本当にあっっという間だったなという気がしております。

現在、夏休みを過ごしておりますが、ちょうどよい機会ですので、このNoteに自分がUoPeople MBAで勉強することになった経緯や、勉強の内容等について残しておきたいと思います。


Why MBA?

これが最もよく聞かれる質問ですが、なぜMBAを取ったのか?これには色々な要因が絡み合っています。

そもそも私は、これまでビジネスを大学などで一度も勉強したことがありませんでした。専門はマーケティング&コミュニケーションで、関連する学位(修士号)を学生時代にヨーロッパで取得しており、その大学の評価も高いため、学歴としても特に不満はありませんでした。(参考までに、私が修士号を取ったヨーロッパの大学はQSランキングではTop global universitiesで100位以内、Subject別でもGlobalのランキングで上位3~40位の大学でした)

ただ、MBAというものについては、前から「取っておいた方がよいのでは?」と、何となく思っておりました。それでも、これまでビジネスを勉強したことがない自分には到底無理だろうなぁ、という気持ちもありました。実際に、コロナ前に都内で開講しているマギル大学MBAコースに友達が通いだして、自分も、と思ってHPを見てみると、学費が当時でも凡そ600万円以上、更にGMATのスコアも高い基準が要求され、そんな高い学費を払うのも無理だし、高いGMATの点数を自分が取るのも無理だろうなぁ、と諦めていました。その間に、MBAを取りたいという熱意は冷めていました。

そうこうしている間に2019年の終わりに新型コロナウィルスが世界中に蔓延。国境が封鎖され、当時の職場でも在宅勤務を余儀なくされる中、行きたかった現職の会社からオファーを受け、コロナ禍の真っただ中にも関わらず転職することにしました。

コロナ禍にも拘わらず、転職すると決めた背景には、当時のhiring managerの影響が大きかったです。彼女は、部長という全体を統括する立場であるにも関わらず、一社員にも気配りができる非常に優れたマネジメント能力を持つ上司でした。毎週行われていた私との1on1のミーティングでも、必ず、「Abyss, how may I help you, sir?」という台詞から始まるような、気配りに溢れた方でした。
そんな彼女は、自分に対して「MBAはあなたのleadership capabilitesを鍛える上でも、本当にいい選択肢だと思うわ!だから、検討してみて!!」といいました。彼女もアメリカで就業中に企業派遣でアメリカのMBAを取ったが、その時の経験が今非常に役立っているとのことでした。自分のMBAへの情熱は2年前に一旦消え失せていました。だけど、上司がそこまでいうのなら、と、私は真剣に検討し始めました。

Why UoPeople MBA?

私は元々、グローバルでのキャリア志向があったため、MBAは日本国内の大学でなく海外大学で取りたい、と考えていました。また、コロナの感染拡大影響で国境が封鎖されていたため、自然とオンラインの海外MBAが選択肢に入ってきました。

ただ、どこを調べても本当に高い。。。一番安くて$25,000とかのMBAが多かったです。今振り返ればそれくらいは自己投資してもよいのではと思いますが、当時は一旦MBAを試してみて、合わなければドロップアウトすることも視野に入れていたので、何故こんなにMBAが高いのかと憤ってました笑。

「大体、みんなキャリアアップしたい人ばかりなのに、何故学費をもっと安くしないのか?そんなに余裕がある人ばかりじゃないだろうに。」

そんなある日、何を思ったのか、「海外 MBA 無料」というキーワードでGoogle検索してみました。

すると、海外の無料MBAについて紹介している記事がヒットし、そこにはUoPeopleの名前が!

  • 学費無料

  • アメリカできちんと認可された大学

  • 教科書代はオープンソース使用のため、かからない

何これ?いいやん!!と思ったのを、いまだに覚えています。

ただ、それでもその当時は海外MBAを調べれば調べるほど、どれにすればいいかわからなくなっていました。

当時の海外MBAの選択肢は以下の通りです。

1.McGill's MBA Japan Program
国際認証あり。GMAT提出要。行きたかったプログラムの最有力の一つではあるものの、コロナ禍でオンライン授業主体になる中で、オンラインでの学位取得にはたして600万円払う価値があると思い、必然的に優先順位が下がりました。
2.Hult Global Online MBA
国際認証を複数受けており、GMAT不要。就職にも非常に強いMBAのように感じました。ただ、当時の学費約400万円は自分にとってはまだ高い投資のように感じました。また、オンラインであれリアルタイムでの授業参加を求めることから、仕事で時間的に余裕がない時には厳しいのでは、と思っていました。
3.IU International University of Applied Science
ドイツで公式に認可されているオンライン主体の大学で、MBAは1年で取得可能。GMAT不要。国際認証なし。費用は奨学金込みで50万円ほど。学生時代ヨーロッパに留学していた自分にとってはドイツは身近に感じられる国であり、魅力的な選択肢の一つでした。但し、学生生活などがTwitter(現X)ではなかなか知ることができず、不明な部分が多々ありました。
4.   Quantic School of Business and Technology
$9,900でオンラインMBAが受講可能な、米国DEAC認可の大学。国際認証なし。有名企業に多数人材を輩出しており、卒業後のキャリアも申し分ないように見えました。卒業も14ヶ月で可能であり、恐らくコスパ、タイパ的にも最もよい大学の一つでした。ただ、入学にあたりGMATが必須であり、かつ高いスコアが求められるというハードルがありました。
5.University of the People
米国DEAC認可のオンライン大学で、MBAを格安(私の入学当時は$2,940)で取得可能。GMAT不要。国際認証なし。MBAの卒業生はAmazonなど有力企業へも一定数卒業生を輩出しており、大学が積極的にYouTubeやTwitterで情報配信していました。また、在校生、卒業生も情報交換している様子がTwitterからも見えました。

ざっと以上の選択肢がありました。何となく、学費やGMATスコアメイクの観点から、3か5にしたいと思っておりましたが、その当時はやはり国際認証ありのMBAの方がいいのか等も考えており、決め手に欠けていました。

迷った私は、ヨーロッパ留学時代の友人に相談することにしました。友人は、留学後に帰国後、しばらくして国内MBAを取得し、大手の外資系企業で上級管理職として働いておりました。

私がMBAを真剣に取ろうと思うと相談すると

お前もようやっとその心境になりおったか。遅いで。お前、2年前も同じ話しとったやろ。まあいい。さっさとMBA始めろや。どこでもいいから。

と言われました。実はこの友人からは、キャリアの相談を行う度に、度々MBA取得を勧められてきました。経営を俯瞰してみる為の能力を養う有用なツールの一つと、ずっと彼は勧めてくれていましたが、その時は自分も真剣に考えておらず、動きませんでした。

私は、自分のMBA候補先について話をして、基準が色々ある中で迷っている旨、率直に伝えました。すると、その友人は、

あのさぁ・・・お前なんか、勘違いしとらんか?

と言われ、「へっ?」と思わず返してしまいました。友人は続けました。

例えばアラフォーのお前が今から勉強を頑張ってHarvard Business Schoolに入れたとする。それで2年過ごしてきて、帰国して就職活動したらどこでもよりどりみどりで、かつ好待遇でオファーがもらえると思うか?そんなんあるわけわけないやろ??あくまでお前のこれまでのキャリアでの実績が一番考慮されるはずや。

MBAの学歴だけで就活が全て上手くいくはずないやろ。うちのような外資かて、MBAは"nice to have"やが絶対条件ではない。書類選考で経営学の基本を学んでいる事が多少プラスに効いてくるだけで、それ以外は履歴書や経歴での勝負や。大切なのは中身やろ。お前はMBAで何をしたいんや?国際認証かて、モンドセレクションみたいなもんやないのか??よく考えや。

ガツンと頭を殴られたような気がしました。その友人も、確かにMBAは学ぶ内容や通いやすさ重視で、国際認証のあるビジネススクールでMBAを取ったわけではありません。それでもMBAの学位やそれまでの実績が職場で認められていました。今はその企業で部門のヘッドにまで昇進した、その友人が言ったことは正しかったと今でも思います。

改めて、自分はMBAで何を一番重視したいのかを考えました。

自分は、入学においてあまり時間をかける必要がなく、学費もそこまで高くなく、かつスキルがしっかりと身に着けられるMBAコースが良いと思っていることに気が付きました。

その観点から考えると、UoPeopleが最適だと思えました。UoPeopleは入学金の$60を除き、基本的には授業を受けるたび、単位認定料の$240(当時)を都度払っていけばいいだけで、GMAT不要なため入学準備に費やす時間も必要なく、サンクコストも一番低かった選択肢でした。また、カリキュラムもNew York University(NYU)などの一流のビジネススクール教授がオープンソースをフル活用して作ったものであり、きちんとこなせば実力がつくと考えていました。

こうして、私はUoPeople MBAへの入学を決めました。

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