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【詩】紡ぐ
僕の孤独のなかに
君が
飛び込んできて
恋と言う名のときめきを
感じた
それが愛という
形になったのか
判らないまま
時は過ぎ行き
ふたりは
変わってしまった
けれど
さざめくこころを
紡ぐ
それは
今も変わらない
君が変わったのでは
なく
僕の
君をみる眼が
変わったのかもしれない
揺れ動く
人間のこころに
ひとすじの
光を見つけながら
また
紡ぐ
紡ぐ…
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赤い糸が
深い色合いになり
濃く
濃く…
彩りを増す
棘の道を
共に歩んできた
それは
棘ではなく
薔薇の楽園だったのかも
しれないね
深く
紡ぐのが
愛なのか
情なのか
今は判らないけど
きっと
切れは しない
糸なんだと
思える
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