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光が遅刻して、ぷくぷく方向へ【現代詩】2024/10/04
メタマテリアルは、自然界には存在しない負の屈折率を持つ左手系人工物質、とされています。その透明マント(光学迷彩)の理論をキツネザル科の生きものが一旦空中で支えます。
サビトマトガエル(ヒメアマガエル科。マダガスカル固有種)が来て、見るという動詞の色覚をカエルし、ぷくぷくシンセサイザーになります。ぷくぷく。カエルかえる。見えないものを、ぷくぷく見ている生きものっぽい。フリスビーのように進んでいきます。
物凄く速いテクノが、時の蝶番になって、ウミウシであるダンサーはビートを聴く・聴かないを同時に行い、緩急という度量衡を既に溶かしています。うねりにうねり、光が遅刻して、ぷくぷく方向へ曲がって。レヴィナスのあたたかさ。むらさき色の金属薔薇の群生地を、四つ打ちカタツムリが目指します。にっこりっぽい。
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