【ビジネス書】幸せになる勇気 #20
こんにちは、GIANT KILLINGです。
嫌われる勇気に続いて、
今回はこちらの本をまとめていきます。
幸せになる勇気
嫌われる勇気の続編である幸せになる勇気は、
前作に引き続き青年と哲人の対話形式の物語です。
哲人との対話を通して、
アドラー心理学に活路を見出した青年は、
教職の道に進み、
アドラー心理学をベースに子どもたちと関わりました。
そこでの経験は、
青年にとっては予想外であり、
アドラー心理学は机上の空論だと批判しにきました。
このように今回は、
学校現場を例にアドラー心理学について、
議論を交わしています。
教員である私にとってはありがたい内容で、
読む前からワクワクしていたことを思い出します。
本の概要
学校教育の目標は、
子どもたちを「自立」に導くことです。
本書でいう自立とは、自己中心性からの脱却です。
他者を愛することによって、
人間は自立し、大人へと成長します。
この人生の愛のタスクを成し遂げるためには、
まずは、自分自身の幸せを実感することが必要です。
自分自身の幸せを実感してこそ、
他者の幸せを追求することができます。
そして、
他者信頼・他者貢献で他者の幸せを追求することであなたの幸せがわたしたちの幸せになります。
この状態こそが、
自己中心性からの脱却であり、自立です。
・自分を愛することができなければ、
他人を愛することはできない。
・自分を信じることができなければ、
他人を信じることはできない。
前作の根幹である「共同体感覚」の考えです。
ありのままの自分を受け入れることで、
他者を信頼し、貢献することができます。
自分のことを誰かの役に立っていると思えた時に、
自分の価値を実感し、他者に目が向き始めます。
共同体感覚を有する為に、
自己中心性から脱却する為に、やるべき事は一つです。
自分から他者を愛することです。信頼することです。
わたしの愛に、信頼に、
相手がどう応えようともわたしには関係ないのです。
まず、やるべき事はわたしから先に愛することです。
わたしの愛に、信頼に、
他者がどう思うか、何を返してくれるかは、
他者の課題であり、わたしの課題ではありません。
ここは課題の分離の考えが必要です。
性格や環境によって、
わたしには他者を信頼したり
他者に貢献したりすること等向いてないではなく
今の自分で何ができるかを考えることが大切です。
自分がこれから先どうするかは、
過去も他者も全く関係がありません。
私がすべきことは、
まずはどんな相手でも自分から尊敬し信じることです。
おわりに(こんな人におすすめ)
本書を読んで、
感じたことはベクトルを自分に向けることです。
どんなことでも、
他責ではなく自責で考える大切さを実感しました。
ありのままの自分を受け入れることで、
他者を受け入れ、信じることができます。
誰かの役に立つという
貢献感や共同体感覚を生きがいにし、
自分の役割・価値を見出していきたいと考えます。
聞いたことがない人はいないのではないかというほど
有名な本です。
一読の価値はありますので、
ぜひお手に取ってみてください。